2017年04月07日

PRSをリフレット!ニッケル or ステンレス?どちらを選ぶ?

こんにちは。
Tでございます。
今日は花金!桜の花が満開の金曜日ですね♪

さてさて。
先日の木部や塗装の割れ修正と同じくらい多いリペア相談。
今回はフレット交換のお話です。
ギターを弾いていく上で、どうやっても交換を避けられないところです。


ところで・・・
昨今、弦の進化は目覚ましいものがありますね。
Elixirのコーティング弦が登場してからというもの、弦の寿命は格段に伸びました。
ほかにも高耐久を謳う弦が数多く発売されており、好みの弦を見つけるのも一つの楽しみといえますね。
昨月発売となったElixirのoptiwebやこれから入荷してくるであろうアーニーボールのPARADIGMも非常に気になるところです。

弦とフレットの関係性は絶妙なバランスで、どちらかが硬すぎても軟らかすぎても相手の寿命を短くしてしまいます。(「ハリネズミのジレンマ」というお話を思い出しました。)

つまり高耐久な弦は、それだけフレットに負担を掛ける可能性がある、ということですね。



話戻りまして。
弦は都度交換すれば良いですが、フレットはそうはいきません。
ギタリストが常に触れる部分で、弾き心地とサウンドに多大な影響を与えます。
大小さまざま、最もご相談が多いのもフレット絡みですね。




こんな時はすり合わせ、もしくは交換が必要なケースです。
・特定のフレットの音が詰まる、ビビる
・ビブラートやチョーキングをするとゴリゴリいう
・フレットの高さが低くなりすぎて弾きづらい
・ギターを倒した等でフレットに傷がついた(凹んだ)




で、です。
打ち替える場合、フレットは何を選べばよいやら?という話です。

今現在、大多数のギターのフレットはニッケルシルバー(洋白)が採用されています。
次いで、近年勢力を拡大してきたステンレスフレット。
上記のどちらかから選ぶことになります。


それでは、ニッケル or ステンレス、それぞれの特徴を見ていきましょう。





【ニッケルフレット】
PRS_CE24_NickelFret.jpg

上の画像はPRSの純正フレット(新品)。
わかりやすいように明度を下げているため鈍く光って見えますが、普通の状態です。

ニッケルは洋白とも言われ、加工性と耐久性のバランスの良さから多くのギターに使われています。
サウンドも一番耳馴染みの良い、聞き慣れた音になります。


長期間何もせずにほっとくと、こんな感じに。
↓↓↓
Nickel_FretSample.jpg

久々にケースを開けて「げげっ」と怯んだ方も多いかもしれません。







【ステンレスフレット】
PRS_CE22_StainlessFret.jpg

☆☆このギターで東京本店の店頭でお試し頂けます☆☆
Freedom社製ステンレスフレット(スピーディ)に打ち替えたCE-22です。
高さはPRS純正とほとんど変わりません。


ステンレスと呼ばれる素材は硬さによって種類が数多くあり、それぞれ異なります。
現在流通しているフレットに採用されているものではJescarのステンレスフレットが一番硬く、
次いでFreedom社のSpeedy、一番軟らかくニッケルフレットに近いサウンドを持っているのがFreedom社のWarmとなります。






【それぞれの特徴は?】
《ニッケルフレット》
 ※全てステンレスと比べた場合です。
・適度に音の角が取れ、スムースなサウンド。耳馴染みの良い鳴り方
・減りはやや早め。強く押さえる方や長時間弾くミュージシャンは数年で交換ということも。
・曇りやすく、きれいに保つにはケアが必要。


《ステンレスフレット》
 ※全てニッケルと比べた場合です。
・硬めで立ち上がりの良いサウンド。
・フレットバズに特有の高域の付帯音が付く。シャリつく、等と表現されることが多い。
・減りが少ない。 もしかすると、ギター人生で打ち替えをする必要がない方もいるかもしれません(笑)
・表面が非常に滑らかなので、ビブラートやチョーキングが楽にできる。ツルッツルです。
・曇り、サビがでないので、いつでもピカピカ。ライブでもギラギラ反射して、シルバーアクセのようです。



☆☆ちなみに・・・☆☆
フリーダム社のステンレスフレット「Speedy」と「Warm」の硬度。
SpeedyはHV=210
WarmはHV=160
Jescar社のステンレスフレットはHV=300

通常のニッケルフレットがHV=160〜180くらいなので、Warmが大体同じくらい。
Speedyはちょっと硬めで、Jescarステンレスは超硬い、という感じです。


サウンド的にも、Warmはステンレスのシャリつきがほぼ無く、ニッケルフレットに非常に近い傾向です。
Speedyに比べれば減りは早くなりますが、このサウンド傾向と錆びないというアドバンテージはとても大きいです。

※HVは硬さの単位(ビッカース硬さ)ですが、覚える必要はないでしょう。
Tは個人的趣味的にモース硬度のほうが馴染みがあります(笑)
ちなみにモース硬度10の金剛石(ダイヤモンド)はHV=7000だそうです。

☆☆☆☆


PRS_Nickel_Stainless_Frets.jpg

並べてみるとステンレスのほうがツヤツヤピカピカしてますね。






【プレイアビリティと形状】
FCGR_FretSample.jpg

フリーダム社のフレットサンプル。
全て高さと幅が異なります。

ギターを弾いた時に、「凄く弾きやすい!」とか、「なんか弾きにくいなー」とか感じたりしますよね。
その要因の一つが、フレットの高さと幅です。

一般的に、
・フレットが高ければ発音がしやすくシャープもし易い。低ければその逆。
・フレット幅が広いと押さえた際の安定感があるが、スライド等で指が渡る際に引っかかりを感じる事がある。
といえます。


新品と弾き込んだギターでは当然フレットの高さも変わりますので、
その辺りも含めて検討すると良いと思います。






【結局どちらを選べばいい?】
個人個人の好みです。
と言ってしまっては身も蓋もないので(笑)

例えば、ライブをガンガンやるロックバンドのギターさんであれば、減りの心配をしなくて良いステンレスがお勧めです。
いつでもピカピカなので、ライブの照明でもキラキラして結構目立ちます。

逆に、極力音の変化を少なくしたいビンテージギターのリフレットや、シャープな立ち上がりを好まない方はニッケルフレットのほうが良いかもしれませんね。


また、弾き込んでいくと中低域が広がりすぎて、アンプで絞ってもローが出すぎる・・・なんてギターの場合は、ステンレスにすると適度に音が締まって良い感じに落ち着くことがあります。





【料金、納期】
PRSの場合は税別65,000円(フレット代金、ナット代金込み)がベースプライスです。
・価格はギターのコンディションや使用するパーツ等によって上下致します。
・その他のギターの場合もお見積致しますので、お気軽にお申し付けください。

納期は通常4週間程度です。
・繁忙期、指板面の塗装が必要な場合は10日程度長めに見て頂けると安心です。


もちろんPRS以外のギターのリフレットも承っております♪
お気軽にご相談ください。




リフレットは愛着が湧くので、長く付き合っていく相棒ならばお勧めです。
ピカピカになって帰ってくれば、きっと手にする機会がもっと増えると思います。
それではリフレットのご相談、お待ちしております^^
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posted by チーフT at 17:17 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | リペア/ユーザーズボイス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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