2011年04月15日

PRS NF3,DC3解体新書その2

こんばんは。
今日も昼間は良い天気でしたね、Tでございます。

前回の記事の後編です♪


DCNF_TopPart2.jpg




それでは早速Part2!


ネックにいきましょう。
DCNF_Neck.jpg DCNF_Neckback.jpg

ネックシェイプは2011年から採用のPattern Regularネックシェイプ。
Patternネックシェイプには3種類あり、それぞれ旧来の下記シェイプに相当します。
・Pattern ⇒ Wide Fat
・Pattern Thin ⇒ Wide Thin
・Pattern Regular ⇒ Regular(standard)
太さや幅に大きな違いはありませんが、若干ネックの両端部分の肉付きが良くなり、そこから頂点へと向かうような形といえばよいでしょうか。(文字にすると難しいですね。)
ものすごく乱暴に表現すると、これまでが横に広いUだったとすると、Patternは横に伸ばした野球のホームベースを丸めたような・・・イメージが湧くでしょうか^^;

80年代後半のPRSのネックシェイプの要素を備えている、と公式HPに記述されています。
握り比べてみると、近年のシェイプの方がネック両端がスムーズに薄くなっているのに対し、
Patternシェイプとビンテージのネックシェイプはやや丸みを帯びて両端に厚みがほんの少し残るような印象があります。



Ring Dot Inlay 《リングドットインレイ》
PMark_NF.jpg PMark_DC.jpg

これまでのDot Inlayでも、Moon Inlayでもない、Ring Dot Inlay。
NF3、DC3はこのリングドットインレイが標準で、バードインレイはありません。
以前限定で販売された、Paul's Dirty 100に採用された《Ring Moon Inlay》のドット版という感じです。
白と黒の材の組み合わせですので、メイプル指板でもローズ指板でも視認性は良好です。
(NF3、DC3はメイプル指板がレギュラー仕様、ローズ指板はオプションです。)



ネックエンド
Neckend_NF.jpg Neckend_DC.jpg

CEとは全く異なるネックジョイント方式です。
90年代に存在したEGとも異なるジョイントですね。

ちなみにEGのネックジョイントはこちら↓
EG_naibu.jpg

EGはCE等のボルトオンモデルよりも、より深くネックが挿しこまれているのがわかります。
当時販売価格に製造コストが見合わなかった・・・と言われていますが、手が込んだギターだったのですね。
ちなみにCEのネックセット方法はCustom系のセットネックをそのままボルトで止めたもの、ということが言えます。

ネックジョイントプレートはネックポケットの形に準じています。



ヘッド裏
Headback_NF.jpg Headback_DC.jpg

実は昨年の途中あたりから、ペグの大きいモデルがちらほらと見られます。
305、Mira等によく見られます。
今後こちらに移行していくのかもしれません。
※いわゆるPRS Original Locking Tunerのラージボタンとは形状が違います。

DC3のネックはきれいなトラでしたが、フレイムネックオプションはありません。



ナット部分
Nut_NF.jpg 

NF3 DC3ともに通常のPRSナットが取り付けられています。
丁寧な仕事がされていますね。
デフォルトでは0.010〜0.046ゲージが張られています。


《まとめ》
NF3、DC3は513、305のデザインと、90年代に存在したEGのミックスであると言えます。
これはすなわち、PRS社が以前よりずっとこういったスタイルのギターを開発してきたことの表れであり、近年になって手を出し始めたわけではない、ということです。
そこにはPRS社らしい開発精神があり、決して行き当たりばったりではなく、製作と検証を繰り返してできあがってきたであろうことが容易に想像できます。
価格こそ安価に設定されていますが、安心して手に取って頂ける2機種だと思います。

《音について》
2機種ともなかなか絶妙な所をついていまして、
・NF3はちょっとパワフルなモダンストラト系サウンド
・DC3はローゲインな純シングルコイルのビンテージサウンド
・・・なんてまとめになれば「あ〜やっぱりね。」となるところなのですが、そこはPRS。
そんな単純なサウンドデザインではない気がします。

NF3はDC3に比べればパワフルですし、ピックアップの構造上紛れもないハムバッキングPUです。
NF3から出力されるサウンドは、『ビンテージ系の枯れ感とアタック感、雰囲気を持ちつつも、パワーがあり、きらびやかさも失っていない』ビンテージをゲインアップしたようなサウンド。
ハムPUの質感とシングルPUの質感の両方をうまく持ち合わせていますね。

対してDC3は、ローゲインなシングルPUですが、『ビンテージ系のシングルPUでありながら耳痛いトゲトゲしさを持たず、枯れ感を持ちつつもカリカリはしない、太さも適度に持ち合わせた』鳴らしこまれたビンテージギターのようなシングルサウンド。
音質的にはネオビンテージと呼べるかもしれません。

つまり、ギラっとしたところを持ちつつパワフルなサウンドがお好みならばNFの方が近く、若干甘めで落ち着いたサウンドがお好みならば305を選ばれるとハマると思います。

聴き比べにどうぞ♪
Experience in Japanでも高い評価を得ていた、Davy Knowlesのインプレッションムービーです。

 


気持ちいい音を出しますね♪
アンプとの相性もうるさくないので、マッチング次第で多彩な音色のクリエイトが可能です。

以上、お楽しみいただけましたでしょうか?
PRSユーザーさんの新しい選択肢の一つとして、十分な力を持った一本でしょう。
手に取る機会があったら是非、触ってみてくださいね♪

それでは、また何か解体したいですね。
リクエストありましたらお気軽にどうぞ♪

それでは週末、皆様のお問い合わせ、ご来店を心よりお待ち申し上げます♪
posted by チーフT at 22:58 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | PRS関連talk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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