2012年02月20日

PRS Singlecut,SC245,SC58を比較してみました

こんばんは。
寒いのが苦手すぎて、Blogを書く手が凍りついてしまったTでございます。
まだひと月くらいは寒いのでしょうか。。

さて、本日は弊店の常連さんからお問い合わせがあった件について書こうと思います。
それは、「シングルカットってネックの挿し角、変わった?」というものです。

PRSはSinglecutを始祖として現在のSC58まで、常に進化を続けてきました。
25インチのSinglecut、24.5インチになったSC245と25インチのハイゲインモデルSC250。
その後現在のSC58へと進化を続けています。

極力同じアングルでパシャリと。


Singlecut.jpg

シングルカット




SC245.jpg

SC245





SC58.jpg

SC58(Stripped58)


画像を見比べる前に3本を並べて見た瞬間、「SC58だけ角度が付いている?」と感じます。
しかし実際の角度は変わらず。
よく見てみるとわかりますが、ボディトップとネックの接合部分を3本見比べると、SC58だけネックのマホガニー部分がほんの少し見えています。
SinglecutとSC245は指板とマホガニーネックの接合部分がボディトップとほぼ並行で、ネックのマホガニーは見えません。(実際にPRSのファクトリーで見てきましたが、このネックセット部分は熟練の職人さんの手によって、手作業でフィッティングされていきます。ほんのすこし個体差があるかもしれません。)

つまり、SC58だけネックエンド部のマホガニーが厚いということですね。
これは何を意味するのか?

SinglecutからSC245への進化の過程で、スケールが24.5インチになります。
SC245からSC58に進化する過程では、ブリッジがワンピースのストップテールブリッジからTwo Pieceブリッジになりました。
Two Pieceブリッジになったことで、それまでのネックセットの設計だとテンションが足りず、テンションを稼ぐためにブリッジを上げる(もしくはテールピースを下げる)必要があったと予想できます。
PRSのTwo Pieceブリッジのテールピースは既にボディにベタ付けになっておりますので、ボディにザグリを入れる必要があり、現実的ではありません。

そうすると、他の方法でもってブリッジを上げるには、下記の2つの方法が考えられます。
a.ネックのセット角をきつくする
b.ネックをセットする高さを変える
他にもテンションを稼ぐにはヘッド角を付ける方法もありますね。

a.のネックのセット角を変えるとテンションが稼げ、弦高も変わらずセットアップできますが、ギターを構えた際のヘッドの位置が変わり、これまでのSinglecutとはフィット感が変わります。
b.の場合はa.ほどテンションは増大しませんが、ブリッジとテールピースに距離ができるのでテンションが少しかかり、構えた際のフィット感はさほど変わりません。

小さな変更ですが、PRSのギターは日々進化しているのだな、と再認識した次第です。
PRSは今後も進化を止めず、Paul氏の目指すギターをいつか具現化するのでしょう♪

もうすぐ2月も終わりです。
どんどん時間の経つのが早くなっていく気がします・・・。
今週も皆さまのご来店、お問い合わせを心よりお待ち申し上げます♪
それでは・・・
タグ:SINGLECUT SC245 SC58
posted by チーフT at 23:17 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | PRS関連talk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
決算月の中、ブログ更新お疲れ様です。
もう1本欲しいなあと思っていても、
我々がギターのことに無知すぎることもあって、
決定打がなかなか・・・

ギター製作の工房を見学したいぐらいです。

3月にお邪魔するときにはギターではなく、
一足飛びにアンプの音比べをさせていただきかも?です。
Posted by 大阪 HI at 2012年02月21日 06:37
大阪 HIさま

コメントありがとうございます♪
新しいギターをいざ!となると迷いますよね。
一番楽しく、一番悩ましい時間ですね♪
お手伝い(悩ませるのか・・・?)いたしますのでお気軽にご相談くださいね。

アンプの件かしこまりました^^
こちらも千差万別ですから、「これ!」というアンプにめぐり逢えるようお手伝させて頂ければと思います。

引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます♪
Posted by Tでございます at 2012年02月21日 18:57
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