2015年11月16日

時間だけが創り得る存在感! 1994 Custom24 10Top / Bird -Royal Blue-

こんばんは。
Tでございます。

14,15日と開催されたサウンドメッセ in 大阪も無事閉幕しました。
ご来場くださった方、ありがとうございました!

昨年より出展社も多く、活況だった様子です。
ギター雑誌等にもレポートが載ると思いますので、そちらも楽しみです^^



さてさて、サウンドメッセ期間中も元気に営業していた東京本店&福岡サンパレス店です。
新入荷品も続々なわけですが、そんななかでも特に目を惹く一本が♪


PRS_1994_Custom24_RB_Top.jpg

んー、このフェイド感。
これは意図的には創り出せない、時間の経過や環境や、色々なものが重なってできる、
奇跡の産物ですね。

1994年生まれのCustom24です。
カラーは渡辺香津美さんが愛用しているSignatureと同じ《Royal Blue》。
Vintage Yellow、Scarlet Redと並ぶPRSのヒストリックカラーの1色です。






PRS_1994_Custom24_RB_Bodyback.jpg

バックコンターが小さく、エッジが柔らか。

94年と言えば、翌年に工場移転を控えた年です。
まだ手作業の雰囲気が色濃く残る最後くらいの年ですね。

そして探すと案外少なく、見つからない時期でもあります。








PRS_1994_Custom24_RB_CTRL.jpg

こんなところとか。
ノブの下の落し込みが非常に滑らかで、最低限の削りこみで処理されています。
アーチがふっくらしているのも分かりますね。

もちろん5wayロータリー仕様。(フルオリジナル)
ピックアップはHFS / Vintage Bass搭載。
この時期のHFSは後年のモデルと名前は同じですが、サウンドが少し違います。
出力はかわりませんが、ナチュラルでブーミーすぎず、強く弾いた際に割れる感じもありません。
UVERworldの克哉氏は、この時期のHFSを探してCu22に搭載しています。







PRS_1994_Custom24_RB_head.jpg

ヘッドロゴはデカールロゴ。
翌年の95年から、ブラスのシールロゴに変更になります。
ウイングペグはやっぱりカッコイイですね♪







PRS_1994_Custom24_RB_headback.jpg

いわゆる「PRS Original Locking Tuner」です。
Shaller M6がベースになっており、3弦と4弦のペグ止めネジが1本になっているのが特徴です。
うっすら「10」の刻印も角の部分に見えますね。






PRS_1994_Custom24_RB_BirdInlay.jpg

エレガントで美しい《ホワイトマザーオブパール製バードインレイ》。
公式には92年製に採用された、とされています。
徐々にアバロン製に戻って行きますが、この辺りまでは見ることができます。
このWMOPバードインレイが、Tが一番好きなインレイだったりします(笑)





PRS_1994_Custom24_RB_Neck.jpg

ボディバックもネックも程よく青が抜け、マホガニーの木目が見えます。
しっかり詰まった良い材が使われています。






PRS_1994_Custom24_RB_Top2.jpg

この時期のPRSはアーチの盛り上がりが大きく、グラマラスな印象です。
光の当たり具合を変えたり、見る方向を変えたり、ずっと飽きずに見ていられます。

21年の歳月が育てたギター。
傷はそれなりにありますが、フレットは8割程度残っていますので、まだまだこのまま弾き込んで頂けます。


お問い合わせ、お待ちしております^^

それではまた明日・・・
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posted by チーフT at 23:10 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | PRS関連talk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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