2018年08月18日

【解体新書 その1】ついに内部を明らかに!! 超話題の新製品!PRS Guitars「John Mayer Silver Sky」を奥の奥までご紹介します!(ボディ編)


こんばんは。
Tでございます。

夏季休業も過ぎ、夏も終わりですね。(・・・なのか?)
とはいえ9月いっぱいくらいまでは厳しい残暑が続くと思いますので、しっかり水分を摂って無理せず過ごしましょうね。


さて!
今回は巷の話題をさらいまくっているPaul Reed Smith GuitarsのNewモデル「シルバースカイ」を隅々まで研究してみましたのでレビュー!

ついに内部が明らかに・・・♪


PRS_2018_SilverSky_Frost_bodyfrontall1.jpg / Bottom's Up Guitars / 解体新書

PRS John Mayer Signature Silver Sky



このモデルの概要や発売前のインプレッションについては、下記の当ブログ記事を参照ください。


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Silver Sky発表時のブログ記事はこちらから!各所の詳細説明もございます。
Bottom's Up Guitars オフィシャルBlog記事
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サウンドメッセ2018会場での弊社代表によるSilver Skyの試奏レビューはこちら!
Bottom's Up Guitars オフィシャルBlog記事
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今回は実機を分解して、、これまで明かされていなかった内部の詳細もご紹介しちゃいます!

(☆)本ギターは今回の記事の為に分解しておりますが、他の個体より良いくらいにバッチリ入念にセットアップ致します!
安心してお求めくださいませ♪





ではまずボディ部から!


PRS_2018_SilverSky_Frost_top3.jpg / Bottom's Up Guitars / 解体新書

やっぱり、全てが新しくデザインされたパーツで作り上げられていました!







PRS_2018_SilverSky_Frost_cavity.jpg / Bottom's Up Guitars / 解体新書

いきなりパカッ!

開きました。

近年のPRS各種モデル同様に、導電塗料は塗っていません。
ビンテージシングルコイルのサウンドをモチーフにしているので当然といえば当然ですね。
当然ノイズもそれなりにあります。







それでは細部を見ていきましょう。



PRS_2018_SilverSky_Frost_cavityup.jpg / Bottom's Up Guitars / 解体新書

ネックジョイント部

ネックポケットとフロントピックアップのキャビティは繋がっていますが、
ネックが収まる部分には段差(≒ガイド)が設けられ、ネックがぴったり収まるようになっています。






PRS_2018_SilverSky_Frost_cavityup2.jpg / Bottom's Up Guitars / 解体新書


ピックアップからの配線材は高音弦側のザグリを通ってコントロール部へと行きます。





PRS_2018_SilverSky_Frost_cavityup3.jpg / Bottom's Up Guitars / 解体新書


コントロールキャビティはピックアップキャビティより一段深く掘られています。
キャビティ側面の木目から3ピースのボディだということがわかります。








PRS_2018_SilverSky_Frost_bodyfront1.jpg

ところでこのSilver Sky、この記事に掲出しているFrost(白系)をはじめ、全4色でのカラー展開です。

・白系のFrost
・赤系のHorizon
・黒系のOnyx
・グレイッシュなシルバー系のTungsten

このなかで、Frost以外の3種はメタリックカラーで、Frostだけがメタリックではないホワイトです。

全カラー共通でハイフレット側のカッタウェイ部分は色がちょっとだけ変えられています。
Frostはここだけホワイトのメタリックになっていて、すごくおしゃれです








ジャックプレート



ボディトップにはジャックプレートも取り付けられています。


PRS_2018_SilverSky_Frost_jackplate.jpg / Bottom's Up Guitars / 解体新書


ジャックプレートも新たにデザインされています。

上の画像で見て分かる通り、トップ面がラウンドしています






いわゆるStratocasterと比較してみましょう。


PRS_2018_SilverSky_Frost_jackplate1.jpg / Bottom's Up Guitars / 解体新書

正面から見ると形以外で大きな違いは見られないように思いますが、、、
プラグを挿して横から見てみると・・・







PRS_2018_SilverSky_Frost_jackplate2.jpg / Bottom's Up Guitars / 解体新書

挿したプラグがSilver Skyのほうが寝ている!

ここでもう一度、正面からの画像を見てみると、ストラトのジャックのほうが上を向いています。
(シルバースカイ側の画像が見づらくてごめんなさい・・・)

Silver Skyのほうがプラグが邪魔になりにくく、
特にアームを使う時に引っかかりづらい!ということですね。







更に注意深く見ていくと、裏側にも工夫が。

PRS_2018_SilverSky_Frost_jackplateup.jpg / Bottom's Up Guitars / 解体新書

取り付けネジ穴の周りが出っ張っています。








PRS_2018_SilverSky_Frost_jackcavity.jpg / Bottom's Up Guitars / 解体新書

ボディ側にも凹みが付けられている!

予め凹凸が付けられていることで、ジャックプレートの位置がズレるのを防止しています。
ストラトの舟形ジャックは位置がズレるとプラグが挿さらなく、最悪のケースではジャックが破損します。


細部までデザインに工夫を凝らし、確かな製作精度を実現する。
PRS社の真骨頂をここに見た気がします。






PRS_2018_SilverSky_Frost_jack.jpg / Bottom's Up Guitars / 解体新書

ちなみにジャックは耐久性に定評のあるSwitchcraft製です。







ボディバック!


PRS_2018_SilverSky_Frost_bodyback.jpg / Bottom's Up Guitars / 解体新書

ボディバックはフラットで、ウエストコンターが入れられています。








PRS_2018_SilverSky_Frost_bridgecavity.jpg / Bottom's Up Guitars / 解体新書

ブリッジキャビティはエッジが丁寧に面取りされ、バックプレートは取り付けられていません。









PRS_2018_SilverSky_Frost_block2.jpg / Bottom's Up Guitars / 解体新書


イナーシャブロックの前後にクリアランスがありますので、ブリッジフローティング状態でアームアップすることもできます。

(ブリッジの項で後述しますが、デフォルトではブリッジはベタ付けです。)





まずはここまで!
たっぷりすぎる内容で、1記事では書ききれませんでした(笑)

これから複数回に分けてご紹介します。



それではまた!
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posted by チーフT at 23:39 | 東京 ☀ | Comment(0) | PRS関連talk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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