2018年11月26日

T's Guitars ファクトリー現地オーダー品が完成♪ 今回も拘りまくりの2本です!※その2【ST-22/25 Custom Order】


こんばんは。
Tでございます。


前回、尺が長くなってしまって紹介できなかったもう一本をご紹介しましょう♪



Ts_ST22-25_MGB-GB_all.jpg


T's Guitars ST-22/25 CustomMoss Green Burst
販売価格 SOLD


この杢目とカラーリング!これだけで手にする時間が増えちゃいますね♪
しかしもちろんの事ながら、見た目だけじゃないんですよ^^


なんと、
フルサイズのストラトボディ&ヘッドながら、PRSと同じ25インチスケール!


これまでにもミディアムスケール(24.75スケール)のストラトは各社ありましたが、25インチスケールはそうないと思います!
でも・・・いるでしょうこのスペックがほしい方!
おまたせしました♪








ボディ


Ts_ST22-25_MGB-GB_top.jpg

本機はフルサイズのストラトボディです。
DSTのディンキーシェイプボディに比べるとエッジのアールも丸く、クラシカルな印象です。



また、前回のDST-pro22と同じく、長野のT's GuitarsファクトリーでBossがセレクトした材が使用されています。

それがこれ
↓↓↓
20180524_TsGuitars_quilt7.jpg

何も塗っていない状態でも目がチカチカするほど強烈!
AAAAA(5A)キルトのトップ材です。








Ts_ST22-25_MGB-GB_bodyback.jpg

ボディバック。
ボディトップと対象的なゴールドカラーがインパクトありますね。
キンキラキンではなく、ちょっと落ち着いた雰囲気のゴールドです。


そして見えないのがヒジョーに残念ですが、ボディバックには2ピースのホンジュラスマホガニーを使用しています。
重量は重すぎず軽すぎず、ちょうど良いものをセレクト。
トータル3.58kgとなりました。










Ts_ST22-25_MGB-GB_top2.jpg

このアングル、たまりません!

トップのグリーンのバースト、エッジ部分の太いナチュラルカラー、バックのゴールドカラーの調和がなんとも絶妙です。
日本ではまず見られないカラーパターンですが、日本文化、侘び寂びに通じる雰囲気も感じますね。








Ts_ST22-25_MGB-GB_Cutaway.jpg

ネック側から。

あ、念のために、間違われることは無いとは思いますが一応書いておきますと、
グリーンのバーストの部分と、エッジのナチュラルカラーの部分は同じキルトメイプルトップです。
(薄い化粧板ではありませんよ!)








Ts_ST22-25_MGB-GB_joint.jpg

ちょっとアンティークなゴールド調がいい感じです。
ネックジョイント部はスラントカット&プレート止め。
プレイアビリティもしっかり考慮して製作しています。








ネック


Ts_ST22-25_MGB-GB_neck.jpg

ネックは先のDSTと同じくド柾目のジャーマンメイプル。
こちらもめちゃくちゃ詰まっていて、しっかりしています。






Ts_ST22-25_MGB-GB_neck2.jpg

ほら!こんな感じです♪
ん?わからないって?









Ts_ST22-25_MGB-GB_neck3.jpg

縞と縞の間がツブツブしているのがわかるでしょうか??
タップ(指で軽く叩いてみる)してみるとコンコンコンコンッと硬くて明るい音がします。

ネックシェイプはUシェイプ。
DSTのソフトVに比べるとほんのちょっとだけ丸みがありますが、全く違和感のないネックシェイプです。







Ts_ST22-25_MGB-GB_headback.jpg

ヘッドの背面。
ペグはGotoh MG-T(ロック式)です。

そしてT'sユーザーなら見慣れたアレがない・・・・
そう、BFTS搭載!!

BFTS(Buzz Feiten Tuning System)は確かにチューニングの安定性はピカイチです。
特にハイフレットのコード感なんかは抜群に良いですよね。

でも、入っていないからこその音の揺れ感、良い意味でのルーズさが必要な音楽もあります。
そんな場合は入っていないほうが良い音場が作れることも多いです。

とはいえそこはさすがティーズギターズ。
基本的なピッチ感はバッチリです。








Ts_ST22-25_MGB-GB_fb.jpg

指板は非常に良く詰まったココボロ。
ココボロは普通はもっと赤くて縞が強いんですが、このココボロは黒くて落ち着いた色合いです。









Ts_ST22-25_MGB-GB_FBedge.jpg


指板エッジ。
丸すぎず立ちすぎず、ちょうど良いフレットエッジの仕上げ。
丸すぎると端まで使えず弦落ちするし、立ちすぎていると指に引っかかります。
小さな小さなことですが、この熟練の仕事が弾きやすさに直結しています。

トップのポジションマークはクレイドット。
サイドはホワイトです。








ブリッジ


Ts_ST22-25_MGB-GB_bridge.jpg

ブリッジはGotoh社製EV510T-BSを採用。
スタッドロック機構付きの2点支持ブリッジでサドルはブラス製。
PRSのブリッジと同様にサドルの外周をウイングで囲うことで、サドルの横ズレを防ぎ、しっかり振動をボディに伝えます。









ピックアップ&コントロール


Ts_ST22-25_MGB-GB_CTRL.jpg

ピックアップはティーズギターズオリジナルのDH-250のセット。
程よい出力ですっきりクリアなサウンドです。

コントロールは1ボリューム1トーン、5wayのブレードスイッチとシンプルです。
ボディトップに舟形ジャックがつくと、グッとストラトらしさが増します。
しっかりアームが当たらないように設定しております♪

PUの出力パターンは下記の5通り。
実用性の高い出力パターンを組み合わせてあり、ブレードスイッチを操作するだけでハムからシングルへ素早く行き来できます。
1:フロントハム
2:フロントタップ
3:フロントハム + リアハム
4:フロントタップ + リアタップ
5:リアハム








サウンド


太くてクリア、まとまりがよく、音作りしやすいサウンドです。
その中に、少しギラッとしたイナタイ部分があったりして、耳に残るトーンになっています。


弾いてる側としては、なんと言ってもネックの剛性感がよい!
土台がしっかりしていると、弦の振動もビシッとして、音にハリとヌケが出てきます。
ミディアムスケール(24.75インチ)よりちょっとだけ長い25インチというのも効いている気がします。

ホンマホ on メイプルのボディもある種の王道の組み合わせなので、さすがのバランス感です。
そうなってくると組み合わせ的にネックもマホガニーのほうがいいんじゃない?と思われる方もいると思いますが、
クリアで音が拡がり過ぎないメイプルネックとのマッチングは大いに「アリ」です。








いかがでしたでしょうか?
2本立てでご紹介しましたが、全く別のベクトルのギターながら、同じ雰囲気を感じるというのは不思議です(笑)
同じように弾けて全くサウンドが違う、というのは大きな武器でしょう。


見た目の好みで決めてしまってハズレのない2本です♪
ライブやSNS、どこでもバッチリ目立っちゃってください^^

店内防音室で試奏できます!
無料駐車場完備のボトムズアップギターズ東京本店(最寄駅:多摩川駅)で、
持ち込みギターとの弾き比べもできます!
お気軽にご相談ください♪

それでは^^
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posted by チーフT at 20:14 | 東京 ☀ | Comment(0) | T's Guitars (ティーズギター) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

T's Guitars ファクトリー現地オーダー品が完成♪ 今回も拘りまくりの2本です!※その1【DST-Pro22 FRT / EMG SSH】


こんばんは!
Tでございます。

11月に入りましたね!
今年もあと2ヶ月弱。。。何という早さ!
気がついたら年が明けてそうな勢いです。


さてさて、今日はT's Guitarsの新入荷2本をご紹介!

どんなブランド&メーカーでも拘りまくりのオーダーをしてくる弊店Bossが、T's Guitars 高橋社長と練りに練って完成させた2本です♪
しかも現地を訪れて厳選した材を使い、ナイスなルックスに仕上がっています^^




それではまず1本目!

Ts_2018_DST-pro22_FRT_EMG_GAB_all.jpg


T's Guitars DST-Pro22Quilt FRT EMG-SSH GHW
Golden Amber Burst (3.94kg)
販売価格 SOLD

このルックスを見て「おおお!」と思った方。
Tより歳上ですね?わかります!

そう、イメージはまさにそれです♪







ボディ


Ts_2018_DST-pro22_FRT_EMG_GAB_top.jpg

素晴らしいキルトトップ・・・BossがT's Guitarsのファクトリーで厳選した材を使っています♪
AAAAA(5A)のブックマッチキルト

その画像がこちら
↓↓↓






20180524_TsGuitars_quilt3.jpg

まだ無垢な状態のトップ材。
この時点で既にヨダレモノですね。
これがギターへと命を吹き込まれていきます。








Ts_2018_DST-pro22_FRT_EMG_GAB_backall.jpg

ギターはぜひ後ろも見て頂きたい♪






Ts_2018_DST-pro22_FRT_EMG_GAB_bodyback2.jpg

トップの美しいキルトとそれが映えるゴールデンアンバーバーストカラーとはやや対象的に、ボディバックバックは落ち着いたバースト仕上げ。
2ピースの貴重なホンジュラスマホガニーを採用しました。
敢えてやや重めの材を選び、3.94kgに仕上げています。







Ts_2018_DST-pro22_FRT_EMG_GAB_neckjoint.jpg

ネックジョイント部はプレイアビリティを考慮して、ブッシュマウント&ラウンドしたスムースヒールを採用。
通常のDSTシリーズにはないスペシャル仕様です。









ネック&指板


Ts_2018_DST-pro22_FRT_EMG_GAB_neck.jpg

ネックもヤバい。
エンドからヘッドの先端まで、真っ直ぐに良く詰まった木目が走っている「ド柾目」のジャーマンメイプル
ジャーマンメイプル自体が貴重な上、こんな良い材そうそう見られないです。








Ts_2018_DST-pro22_FRT_EMG_GAB_headback.jpg

ヘッド側から見る景色も素晴らしい♪
うっすらフィギュアが入っているのも見えますね。










Ts_2018_DST-pro22_FRT_EMG_GAB_fb.jpg

指板は濃い色のマダガスカルローズウッド
ハカランダに続き、マダガスカルローズもどんどん良い材が見つかりにくくなっています。
これはよく詰まっていてきれいな材です。








Ts_2018_DST-pro22_FRT_EMG_GAB_Fbside.jpg

指板トップのポジションマークは小さめのアバロンドットを低音弦側に。
指板サイド側はルミンレイを採用し、暗所でも視認性バッチリです。









と、表に戻りまして・・・・


ハードウェア




Ts_2018_DST-pro22_FRT_EMG_GAB_head.jpg

ペグはGotoh SGS-510ZのMG-T(ロック式)です。
上のヘッド裏の画像でも見えますが、裏側のディスクを回すことで弦を固定します。
非常に簡単でしっかりロックできるスグレモノです♪






Ts_2018_DST-pro22_FRT_EMG_GAB_fri.jpg

ブリッジはペグと同じくGotoh製のFRT「GE1996T」
さすが世界のGotoh、素晴らしい安定性です。

そしてもう一つ!
本機に使用しているメタルパーツはすべて、Gotoh X-Finishパーツを採用しています。

このX-FinishはGotoh社独自のプレミアムなメッキ技術で、サビを寄せ付けず、美しい外観を長期間保ちます。
また、淡く輝く独特の光沢感はシックな高級感を演出します。
Gotoh公式Webサイトへのリンク

ガンガン弾いても美しいままでいてくれるのは嬉しいですね♪








ピックアップ&コントロール


Ts_2018_DST-pro22_FRT_EMG_GAB_PU.jpg

ピックアップは EMG SA / SA / 89 のセットをダイレクトマウント。
純白が眩しい♪








Ts_2018_DST-pro22_FRT_EMG_GAB_control.jpg

コントロールはマスターボリューム、マスタートーン(Push/Pull Tap)、SPCコントロール(ミッドブースター)。


コントロールにも一手間を!
現在のEMGはすべての配線がソケット式になっており、ワンタッチで着脱ができるようになっています。
これはこれで回路やピックアップを頻繁に替えるのであれば非常に便利ですが・・・そんなに変えないですよね^^;
サウンド的にもハンダ付けの結線に比べると音が細くなってしまいます。
また、不意にポット等が緩んで回ってしまった際にソケットがスポッと抜けてしまったり、接触不良が起きてしまったりという不安要素にも成り得ます。

と、いうわけで、結線はすべて敢えてハンダ付けし、上記の問題をクリアしています。








サウンド


FRTとEMG SSHといえば、もうドンズバあの感じ!更にプラスSPCコントロールがついてなんでも来い!という感じです。
SPCコントロールはざっくり言ってしまえばミッドブーストですが、モコつかず、かつ音が硬くもならない優秀なブースト。
特にフロント&センターのSAはブーストしてもシングル感を失わないので、P-90的なサウンドメイクも出来て非常に使い勝手の良いブーストです。








いかがでしょうか?
最近、この手のスペックを探してもなかなか見つからない!という方、いるんじゃないでしょうか。
ルックスも抜群ですし、行かない手はなしです♪




もう一本ご紹介したかったんですが、尺の関係で分割致しました。

それではまた次のギターのページでお会いしましょう!!
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posted by チーフT at 19:56 | 東京 🌁 | Comment(0) | T's Guitars (ティーズギター) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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