2019年04月01日

【画像大量!】魅惑のスーパーPSがまたもや入荷!PRS Private Stock Studio '90 Northern Lights ! 新年度一発目、これを買わずして何を買う!?


こんばんは。
Tでございます。

4月に入りましたね!
新しい元号も発表され、まさに世紀の瞬間の真っ只中の世の中。
なんだかいつもよりウキウキな春です(笑)


さてさて、そんなワクワク気分をさらにギターで爆上げしちゃいましょう!ということで今日はこのギターをご紹介!
今回もヤバイですよ〜。


PRS_PS7306_Studio_NL_c_all1.jpg

Paul Reed Smith Guitars / Private Stock Studio 1990’s StyleNorthern Lights
 Thanks SOLD !!





ん〜〜〜、どこからどう言ったら良いだろうか。
迷います。

語彙力!と突っ込まれそうですが、素直に「スゲーわこれ・・・」です。




まず、このギターのコンセプトについて軽く。
このギターのモデル名は「Studio(スタジオ) '90」。
スタジオとは、近年のモデルとしても存在しますが、今を遡ること30年以上前の1988年から1991年の短い間に製作されたものがオリジナルです。


今回のPSはそのオリジナル Vintage Studioをモチーフに製作しました。

本機製作にあたり、スペック決めは弊社Boss重浦が心血を注ぎ、PRS本社にてPaul Miles氏やTina女史と、長時間 熱のこもった打ち合わせを行っています。

材のセレクトはPRS本社のPS用極上材の保管庫『PRS Private Stock Vault』で一枚一枚丁寧に見定めていき、慎重に極上の一枚を選び出して来ています。

ただオーダーシートを提出しておしまいではない、長年のPRS社と弊社とのリレーションシップの賜物といえる、“ボトムズアップギターズ社長重浦の肝入りの一本” です。










さて、あれこれ言っても面白くないでしょうし、ガンガン画像で見ていきましょう。
いつもどおりクリックで大きな画像になります。




ボディトップ



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んー素晴らしくぶっといキルト・・・いやいや、このトップ材、カーリーメイプル(フレイムメイプル)なんです。

ここ最近、眼を見張るほど美しいメイプル材はなかなか見つけることができません。
(とは言っても、PSに使われる材にはとんでもない材がゴロゴロしているわけですが・・・)

特にキルト材はどのメーカーも本当に苦戦しています。

しかし、です。
このところ本当に見つからないのは「クッキリハッキリ、極太のカーリーメイプル」と「ゾクゾクするほどみっちり詰まったバーズアイメイプル」の2種だと思います。
これは本当に見つからない。。。

そんななかでこのトップ材です。


〜小話〜
Tが完成したギターを見て、
「かっこいいチューブラーキルトですね〜」

するとBossがニヤッと笑って
「これ、カーリーメイプルなんだよね〜♪」

なんて会話が繰り広げられたのでした。






さてこの何枚かの画像を見て、「なんかアーチの雰囲気が違うな?」と感じられた方、鋭い!


PRS_PS7306_Studio_NL_c_bodyedge3.jpg

ボディエンド側から見るとこんな感じです。
エッジをアップしてみてみると・・・・


PRS_PS7306_Studio_NL_c_bodyedge2.jpg


PRS_PS7306_Studio_NL_c_bodyedge4.jpg


わかるでしょうか?
ボディの中心から外側にグイっと落ち込んで、エッジがピン!と立っています。
これは「Deep Violin Carve」や「Dragon Carve」等と呼ばれている、カーブをダイナミックに深くするオプションです。
熟練のビルダーの手作業によるカービングがなされており、とてもグラマラスで美しい仕上がりです。




もう一つ!

PRS_PS7306_Studio_NL_c_cap.jpg

シングルコイル間にメイプルのキャップが貼られています。
これはシングルコイルだとネックジョイント部分の面積が足りないので、フロントPUの先までネックが入っているからです。





さて戻りまして、

フィンガーボード


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PRS_PS7306_Studio_NL_c_fb_mid.jpg PRS_PS7306_Studio_NL_c_fb_low.jpg
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PRS_PS7306_Studio_NL_c_fbside.jpg PRS_PS7306_Studio_NL_c_fbside2.jpg

指板もカーリーメイプル。
ぎっしり杢目が詰まったカーリーメイプルをボディカラーと同じノーザンライツカラーで染め上げ、サテン仕上げにしています。

バインディング部分はナチュラルのカーリーメイプルを巻いています。
アップにしていただくとわかると思いますが、バインディング部分は内側に黒の層が挟まれており、
指板のカラーがバインディングのメイプルに染みないようにブロックしてくれています。

それほど気にかけないところですが、美しく仕上げるためにたくさんの手が入っています


〜Tips〜
PRSはバインディングをカラーリングで色分けする場合は「ナチュラルバインディング」、別に木を貼り付ける場合は「リアルウッドバインディング」と呼びます。
メイプルトップのボディは基本的にナチュラルバインディングですが、リアルウッドバインディングで仕上げることもできます。
価格は ナチュラルバインディング<<<リアルウッドバインディング です。





インレイはもうそれはそれは美しい(笑)

PRS_PS7306_Studio_NL_c_fb_12f.jpg


J-Birdと呼ばれる内側と外側が別の材でできたデザインのバードインレイと、
7フレットから9フレットにかけて「Vine(蔦)」インレイを入れました。

バードインレイの内側はグリーンリップルアバロン、外側はマザーオブパール。
Vineインレイはパウアです


オーロラ(=ノーザンライト)のカーテンの中を飛んでいくように見えますね。








ヘッド


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PRS_PS7306_Studio_NL_c_head2.jpg PRS_PS7306_Studio_NL_c_head4.jpg

ヘッドは指板同様にノーザンライトカラーの突板+カーリーメイプルのリアルウッドバインディング。
トラスロッドカバーも同じマッチングです。



PRS_PS7306_Studio_NL_c_headside.jpg

側面だけでご飯が進みます。
ギターを構えるといつもこの面がギラギラギラギラ・・・(笑)



PRS_PS7306_Studio_NL_PSeagle.jpg

表に戻りまして、このPSイーグルインレイは当社ボトムズアップギターズが、PaulMiles氏に直々に書き起こしてもらった新しいスペシャルデザインのイーグル。
指板のインレイと合わせてJ-Birdスタイルにしてもらっています。
アバロン、グリーンハートアバロン、マザーオブパールの3種類の貝が使われています。








バックビュー


PRS_PS7306_Studio_NL_c_backall.jpg

後ろ姿の全景はこんな感じです。


ゾクゾクしますね。


PRS_PS7306_Studio_NL_c_bodyback.jpg

ボディバックはマホガニー。
よーく見るとフィギュア杢が出ているところもあります。

バックプレートも激虎のネックとマッチングしたノーザンライトカラーのカーリーメイプル製です。





PRS_PS7306_Studio_NL_c_neck.jpg

ネックはPrivate StockならではのゴージャスなCurly Mapleです。
ぎっしり詰まって良い材ですね。

光の当たり方で色がグリグリ変わります。

ネックカーブ(シェイプ)は『スタンダード(レギュラー)』。





PRS_PS7306_Studio_NL_c_headback.jpg

ヘッド裏ももちろんギラギラ!
PSナンバー、P.R.S.氏、Paul Miles氏の直筆サイン、製作完了日、シリアルナンバーが記載されています。







ハードウェア



PRS_PS7306_Studio_NL_c_bridge2.jpg

ブリッジは最新のGEN III トレモロユニット。
2016年以前に採用されていたGEN IIトレモロユニットから各所がアップデートされ、比べると安定性がぐっと向上しています。


GEN IIIトレモロユニットについては下記の弊店Blog記事を参照下さい。
2017年 新モデル&仕様変更まとめ


ブリッジ下部にはアームアップ用のザグリ「Trem Uproute」を設け、アップ側の可変幅も大きく確保しています。




PRS_PS7306_Studio_NL_c_bridge3.jpg

サドルはロッキングサドルを採用しています。
PRSのロッキングサドルは、古くはPRS氏が2011年のExperience PRS in Japan来日時に持ってきていた「Signature Limited」のプロトモデルに搭載されていました。

それからしばらく時間が経ち、2016年に発表されたPS 20th Anniversary Limited Editionや、かのJohn Mayer氏のシグネチャーモデル「Super Eagle」で現在の形状になって登場します。


RPSのブリッジの特性や、シンクロブリッジのサウンドを極力殺さずに、弦の遊びを減らしてチューニングの安定度を向上してます。
そして何よりこのメカメカしたネジ部分がTは大好きです(笑)









PRS_PS7306_Studio_NL_headstock4.jpg

ペグは特別に「PRS Original Locking Tuner」を搭載。

80年代のオリジナルStudioに搭載されていたペグで、現在は生産完了しており、現時点ではギリギリまだ、PSをオーダーする際でのみ特別に指定することができます。

Tは、このウイングが並んだヘッドが10代の憧れでした。



PRS_PS7306_Studio_NL_c_peg.jpg

オリジナルチューナーはSchaller社のM6をベースに製作されています。
ギアボックスが大きく、3弦と4弦のペグが一つのネジで止められているのも当時の特徴です。

ちなみに、90年代半ばに上記オリジナルチューナーからモデルチェンジしたLow Mass Locking Tuner、そして更にその後に登場するPhaseIIチューナーはいずれもSchaller M6”mini”がベースとなっています。
アップデートされた2つのチューナーはギアボックスが小さくなり、止めネジもそれぞれに一つづつ使われています。


なお、現在のPhaseIIIチューナーはGotoh製で、これまでのチューナーとは互換性がありません。








ピックアップ & サーキット


PRS_PS7306_Studio_NL_c_pu.jpg

ピックアップはリアPUはPRSオリジナル「HFS」(旧形状)、フロントとセンターはLindy Fralin製シングルコイルを採用しています。
これもオリジナルStudioに準拠しています。




PRS_PS7306_Studio_NL_c_ctrl.jpg

サーキットはボリューム、トーン、5wayロータリースイッチ。
ロータリースイッチはSSHストラト的な感じです。

6: フロント
7: フロント+センター
8: センター
9: センター+リア(ノンタップ)
10:リア






ケース


PRS_PS7306_Studio_NL_c_case.jpg

ケースはブラックペイズリーのPS用特注ケース。

内装もとてもステキ。

どう考えてもこれだけでも高そう(非売品です)





まとめ


弾き心地やサウンドに関しては言うだけ野暮、、、な気もしますが、
すごく弾きやすくてすごく音が良いです  ・・・ ←語彙(笑)


レギュラーモデルと全く違うわけではないんですがどうしてこんなに弾きやすいんでしょうか。
どのポジションもツルツルと弾けちゃいます。


そして、このTONE。
ひとこと・・・『未体験』

リンディのシングルコイルはさすがの安定感、、、とか書こうとしたのですが、これまでのPRSしか知らない人はぶっ飛ぶと思います!!!

メイプルネックのクリアなサウンドとの相性が素晴らしく、本当に未体験ゾーンのサウンドです。

フロントとセンターにスタンダードな形状の純シングルコイルを搭載したモデルは非常に少なく、これまでに体験したことのないサウンドを得ることができます。

513や509、305やDC3、NF3等を弾かれている方にもぜひ触ってこの驚きを実体験してみて欲しい!と思います。



『Private Stock 1990 Studio』・・・ その名に違わぬ、スタジオ仕事や楽曲製作にバッチリな使い勝手の良さですね。

当然ライブで目立つことは間違いないですし、自宅でのんびり弾くのにも最適です。
つまり、どう使っても良いものは良い、ってことです(笑)


申し遅れましたが、重量は3.57kgです。
写真で受けていた印象より軽量だったかもしれませんね?


さあ、いかがでしょうか?
今回のPSも、ボトムズアップギターズならではの一本じゃないでしょうか♪

見逃し厳禁だと思いますよ^^


東京本店で実機を見て頂けますので、ぜひご予約のうえご来店ください♪
お待ちしております!

それではまた・・・。
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posted by チーフT at 23:24 | 東京 ☀ | Comment(2) | PRS Private Stock(プライベートストック) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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