
年末最後の実験レポートになりますかね。
早速、「PRS 57/08 Pickup」はナンボのもんじゃい、とこれまでのピックアップと比較対決を行ってみました。
実験に使用したのは、McCarty Roseneck BZF。
『Modern Eagle (RP)』、『McCarty』、『57/08』、それぞれを実際に搭載して弾き比べてみました。
マッカーティは、やはり以前からそうであるように、最もVintage傾向が強く、出力も低めの、ライトでブライトなピックアップで、直流抵抗値もフロントで8Ω前後、リアで9Ω前後。
モダンイーグルは、マッカーティPUに比べて音量が上がってゲインが大きいピックアップではあるのですが、直流抵抗値はマッカーティとほぼ変わらず、いくつか理由は考えられますがマグネットが強いのだと思います。
音はハイミッドに癖があって好みが分かれる感じですが、ソロプレイをするときにはローズネックやハカランダネックの特性と相まって、と〜っても独特の“オイシイ”音がするんですよね。だから好まれるし、モダンイーグルが良しとされる所以にもなってるのだと思います。
さて、57/08ですが、これはさらに聴感上出音が大きくなり、ワイドレンジでバランスが良く、粘るミドルがあり、サスティーンにも倍音が多く乗って来て、おそらく一番万人に好まれるピックアップだと思います。これもまた計ってみたところ前出の物らと似通った直流抵抗値を持っている為、マグネットやその他素材を変更して作られていることがわかります。
やはり、PRSが今年独占使用権を手に入れて使い始めたという50年代の伝説のピックアップを巻いていたマシンが大きく寄与しているのではないでしょうか。

PRSがあまりに自信を持ってプッシュしているので、「そんなに簡単にあれにもこれにも取り付けて、ほんとに特性がマッチするのだろうか?」という疑問を持って実験してみましたが、彼らの研究の成果が表現されているのだなぁとは感じました。
57/08 Limited Runでは、SC245もMcCartyもオススメですが、特にカスタム24は今までのロックギター的な性格からもっとVintageからModernまでカバーできる味を手に入れたのではないかと思います。


と、いうわけで今回で今年最後の実験コーナーとなりましたが、来年はどんな実験や解剖を(?)行うのか・・・
楽しみですね!
来年も探究心深く色んなことに取り組んで参りますのでご声援の程宜しくお願い申し上げます。
それでは、また!
非常に気になります・・・。
お元気でご活躍のことと存じます♪
このピックアップはですね〜 まだ単品入手は出来ないんですよ。
私も二セットくらい別の実験用に欲しいのですが、市販化される予定は今のところありません。
だって、「EXPERIENCE PRS 2008」というPRS社で行われたオープンハウスイベントの基調講演でP.R.S.氏がこの57/08ピックアップの出来栄えと価値について発言したとき、(要約すると)
「ズバリこの様にお考え頂きたい。我々はこの『57/08』という素晴らしいサウンドでそして我々が独占的にリリースしているピックアップをあなた方にご提供する為に、“フリーでギター本体とそのケース”を差し上げているんですよ!!」
とスピーチしていた程、
PRSは今このピックアップを熱烈にプッシュしています。
私たちボトムズアップギターズでも早速そのピックアップを載せたプライベートストックを完成させ上陸させています。
これからに非常に期待される、今後話題沸騰のピックアップであることは間違いありません。
きっとokamoさんのギターとの相性もいいはずです。
朗報を首を長くしてお待ちください♪
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