2011年04月08日

EXPERIENCE PRS in JAPAN 2011 レポート【ライブ編 Part.2】

皆さん おはようございます! 昨日に引き続きEXPERIENCE PRS in JAPANレポートをお送りします!
【ライブ編 Part.2】です!

Paul's Bandに続いては日本でもおなじみ『Marty Friedman』 の登場です。

流暢な日本語のMCで会場に和やかな空気を提供してくれたMartyですが、楽曲に入るとギタリストとしての圧倒的なオーラとサウンドで魅了してくれました。
使用したギターは『Mark Tremonti Signature』。あの独特なこぶしビブラートはもちろん健在。
メロウ系の選曲の2曲ほどで終わってしまい、もう少し聴きたいという会場の声も上がりましたが、進行の時間を守らないと後のアーティストに迷惑がかかるので・・・と謙虚な姿勢のMartyでした。(※PaulとMartyは同じメリーランド出身で自宅が15分とかからない距離にあるそうです!)


続いて、日本ロック界の重鎮、ゴダイゴの『浅野孝已』氏、EXILEやMisiaなどのJ-POPシーンの第一線で活躍中のスタジオミュージシャン『鈴木健治』氏の登場。

浅野氏は『SE Carlos Santana』を使用し、サンタナの名曲「Europa」を披露。
ロックファンには堪らない名曲のカバーに会場も一際盛り上がりを見せていました。
鈴木氏とのセッションでは、浅野氏=305、鈴木氏=Swamp Ash Narrowfieldを使用。
両機種ともシングル寄りではありますが、純粋なシングルとはまた違う適度な太さと艶、サスティーンを持ち合わせたサウンドを奏でていました。

続いて鈴木氏は先日逝去されたGary Mooreの「Sunset」をSC250で披露。
フロントPUで太くなお且つカリッと響く美しいロングトーンを聴かせてくれました。

その後は再度Davy Knowlesの登場。

Davy_2.jpg

リズミックなフレージング、ワウを絡めたアグレッシブな一面も見せ、先程よりもギタリストとしての側面がより強く出たステージとなりました。
JEFF BECKやJOE Satorianiなどのサポートアクトを務めたという実績を持ち、今後要注目のギタリストですね!ギターは先程同様のPrivate Stock Signature Limited Runを使用。

次のステージは日本のスライドギターの第一人者『住友俊洋』氏、日本のブルースロック界を率引するブルースマン『Ichiro』氏の登場。
バックバンドにはロジャー高橋氏、鮫島秀樹氏のThe sons構成。

住友氏はSmokeburst McCarty、Ichiro氏はDC3を使用。
スライドプレイにほとんど触れたことの無い筆者ですが、住友氏の強烈なスライドサウンドにはノックアウトされましたね!

Ichiro氏は終演後にDC3はまだ受け取って間も無く、未知のギターだとおっしゃられていましたが、そうとは決して思わせない素晴らしいサウンドを引き出しておられました。
アルダーボディにシングルPU3機、新開発のスティール製ブリッジと、ストラトに対するPRS流の回答と言った装いの注目度の高い一本です。


ブルース対決に引き続き、再びPaul’s Bandと共に『安達久美』さんの登場。

新モデルNF3を手に、JEFF BECK『RED BOOTS』のカバーを披露。
男顔負けな強めのピッキングで太くストロングなトーンを響かせてくれました。
ボディ材がコリーナによる明るい抜け感とNarrowfield PUの適度な太さが絶妙なサウンドで、普段ストラトを使われている安達さんも絶賛のご様子。

そしてその彼女が尊敬して止まないという日本を代表するハードロックギタリスト
『山本恭司』
氏が大きな歓声と共に登場、緊張感のあるセッションを繰り広げました。

山本氏はYAMAHAのHRを持つ姿が印象深く、往年のファンの方々は今回のPRSのイベントに氏が参加されるのを驚いた方も多いでしょう。
PRSとVOXのアンプを使っても強烈な山本恭司サウンドの芯は変わらず、最高のトーンでした。
鮫島巧氏が「PRSは下手でもそれなりに良い音が出てしまう」とおっしゃっていましたが、そう言った意味でもPRSの良さに弾き手の個性を加えて自身のトーンで表現している山本氏の表現力は圧巻と言えるでしょう。今回は『Santana 25 Anniversary』を使用。


Paul’s Bandのバック陣はそのままで次は『TOSHI HIKETA』氏の登場。
ご存じの通り、David Lee Rothバンドのギタリストとして抜擢された世界的に活躍するギタリストの登場です!

再度、住友氏を呼び込みセッション対決をスタート。
ブルース寄りのセッションが多い中、HIKETA氏はアダルトな雰囲気のアプローチを見せてくれました。時折、堰を切ったかのように溢れ出る超絶なフレーズは会場のギターキッズの心を揺り動かしたに違いありません。Custom22 Soapbarを使用、P-90らしい歪みすぎずに太く切れのあるクリアなトーンはギタリストにとって憧れのサウンドの一つですね。またそのトーンをコントロールし切るHIKETA氏の技量の高さを実感します。

そして、PRSの古くからのエンドーサーであるギタリスト『David Grissom』が登場。

David_Grissom_1.jpg David_Grissom_2.jpg

お馴染みのゴールドトップのDGTモデルを手に、別格のサウンドを放ってくれました。
どことなく憂いのあるクールな印象の氏ですが、ステージは独壇場とでも言えるかのような情熱的なステージングとギターを聴かせてくれ、前方のファンはプレイに圧倒されつつも身を委ねて楽しんでいたのが印象的です。
(ちなみにライブ中にPaulがマイク位置を調整したり、PA側に指示をしたりという全てにおいて妥協の無い完璧主義な姿勢を見せていたのが印象的でした。)


ここまでを振り返ってみても相当なボリュームのイベントですね!

まだまだ続きますよ!レポートVol.4【シークレットゲスト&フィナーレ編】をお楽しみに!
posted by スタッフ真木 at 07:00 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ギターショウ(展示会)関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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