2017年10月15日

【写真多数!】Boss渡米中ですが、入荷がゾクゾク! その1 FCGR G.O.M.Hydra22fret Spalted Maple!【ギターオブザマンス】

こんばんは。
Tでございます。

急に寒くなりましたね、、、いきなり冬の入口みたいな寒さです。

Bossは引き続き渡米中。
PRSを後にし、今度は東海岸の中ほどにあるDavid Thomas McNaughtGuitarsへ。
また悩殺クラスの材を選んでくるでしょう。



そんななか、東京本店にはまたもや新入荷が!

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Freedom Custom Guitar Research
[Guitar of the Month] Hydra22fret Spalted Maple



「Guitar of the Month(G.O.M.ギターオブザマンス)」と銘打たれた本機。
このG.O.M.は、当社Bossがフリーダム社へ実際に赴き材を選び、
それをもとにスペシャルな一本を製作する、という企画です。

これまでPaul Reed Smith、David Thomas McNaughtを始めとする数々のブランドのカスタムオーダーを手がけてきた当社と、プロミュージシャンからの信頼も厚い、高い技術力を持ったフリーダム社が生み出すオンリーワンの一本です。

今後もこの企画は継続して製作していきますので乞うご期待♪







それでは今回も、どどんと画像で見ていきましょう♪
※画像クリックで大きな画像が開きますよ。


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独特の縞模様が美しいスポルテッドメイプルトップ♪
品のよいフィギュアも入って複雑な模様を形成しています。

この美しい杢目が堪能頂けるように、
ノンピックガードでピックアップはダイレクトマウントにしました。
もちろん、スポルテッドメイプルのやや軟らかめなサウンド傾向も考慮しての仕様です♪







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スポルテッドメイプルは伐採後の自然乾燥工程に於いて、
バクテリアが木部の軟らかい場所に入り込み変色したものです。
木目や杢目とはまた違った、ランダムな墨流しのような独特な模様がなんともエキゾチックな雰囲気を醸し出す魅力的な材ですが、加工の難易度が非常に高い材でもあります。








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ボディバックは2ピースのアルダー。
ハイドラに使用されているアルダー材はバック材にしておくのがもったいないくらいの素晴らしい材。






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すっと通った木目、光にかざすとキラキラと光る肌理の細かさ。
アルダーやアッシュの良材によく出る特有の筋もピシピシ入っていて素敵です。






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ネックはハードメイプル。
板目のまっすぐ素直な材です。

100年保証の太鼓判が押されたメイプル材です。








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うっすら泡々っとした感じがわかりますかね?
これも良い材によく出る質感で、実際はキラキラしていて光の加減で動きます。

いつも思いますが、フリーダムのネックは握りが秀逸です。
特別な厚さや幅ではないのですが、手に馴染んでストレスを感じません。
この絶妙の握り感は他のメーカーでは感じられないポイントですね。









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指板は今年からワシントン条約の規制下に入ったインディアンローズ。
良く詰まったまっすぐの材です。
導管が開いている材は引っかかる感じがありますが、
これだけ詰まってるとスベスベです。

なんか絶妙なニュアンス表現ですよね、スベスベ。
サラサラでもツルツルでもなく、スベスベ。


木材に関してはこんな感じです。
どこをとっても素晴らしいクオリティの材です。








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そしてなんと!!本機には新開発の
『Hybrid Humbuckerのゲインアップバージョン』を初搭載!

史上初!!

このプロジェクトをきっかけに誕生した新作です!

これまでHydraやRRシリーズに搭載されてきたハイブリッドハムバッカーは出力が低めで、
どちらかと言えばビンテージ寄りなサウンドだったのに対して、
出力をアップし、バランスもそれに合わせて調整されています。
シングルモードにした際にも、ミドルの粘りがあって弾きやすい♪

太いローミッドとキラリと光るプレゼンス成分が気持ちよくドライブしてくれます。


余談ですが・・・
フリーダム社はピックアップ開発にも力を入れており、自社製造、オリジナルのピックアップをラインナップしています。

上記“Hybrid Humbucker”に加えてP-90タイプのF-90、シングルコイルのST/TE-Vintageとベース用のJB/PB-Vintageをラインナップ。

これらのオリジナルピックアップは、妥協のないサウンドメイクの重要なファクターとなっています。

単体販売もされていますので、お手持ちのギターのPU交換も可能です♪









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コントロールはレギュラーモデルのハイドラ準拠。
マスターボリューム、マスタートーン、タップコントロール、タップミニスイッチ、5way PUセレクターの5つから成ります。

組み合わせ次第でHSH、SSS、SSH、HSS、更にはハムとシングルの中間的なサウンドまで出力できちゃうという優れもの!
一見ややこしそうですが、一度理解してしまえば簡単に扱えるようになります。







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ノブは引き続き市場を席捲中のHATAノブ。
キラキラ7色に光るきれいなノブです。
指のかかりも良くて操作性も◎







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ブリッジはコスモブラックのWilkinson by Gotoh VG-300。
ナイフエッジの2点支持ブリッジです。
ウィルキンソンブリッジのスムースな操作性とチューニングの安定性はそのままに、プレスサドルの持つ響きが得られるように開発されたブリッジです。







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ブリッジ下にはアームアップ用のリセス加工。
滑らかに一段落とされた美しい仕上げです。







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ペグはブラックのヘッドによく似合うコスモブラックのGotoh SGS510 MG-T。
上の方にあるヘッド裏の画像のようにサムスクリューがシルバーと金なので、とてもゴージャス。







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段差が付いたペグポスト+1,2弦にストリングリテイナー。
このストリングリテイナー、よく見ると「くの字」に曲がっています。
(Fender等の普通のリテイナーは曲がって無くて真っ直ぐです)
これがミソで、弦との接地面積が小さくなり、チューニングの安定性が高まります。







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きれいな指板ですね。
フレットはフリーダム社のオリジナルステンレスフレット。
フリーダム社のステンレスフレットはWARMとSPEEDYの2種類があり、それぞれ硬さが違います。

本機に採用されているWARMはニッケルフレットに近い硬さで、
ステンレスフレット特有のチリつきが少なく、ニッケルフレットに近いサウンドを持ちつつ錆びないというすぐれものです。

ポジションマークは外周にホワイトマザーオブパール、センターにアバロンをあしらったオーバルタイプです。








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フレットのキワもきれいに仕上げられています。

サイドポジションマークはルミンレイ。
短時間の露光で、長時間明るい光を放ちます。
こんな感じ ↓↓↓
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ハイドラのハイライトといっても過言ではないネックジョイント部。
フリーダム社の独自機構「ARIMIZO & One Point Joint」が組み込まれています。
このジョイント、なんと特許が取得されています。


[One Point Joint]
パッと見てわかる、丸いジョイントプレートに一本の六角ネジで止まっているジョイント方法。

ネックジョイント部分は4本のネジの締め具合を調整することで、音の出方、硬さを変えることができますが、
いつもドンピシャにアジャストすることはプロでも難しいことです。
それを簡単に、誰でも、いつでも調整できるようにしたのがこのシステムです。

ネックジョイントのトルク調整で音質調整をする人は、音にうるさいプロミュージシャンやリペアマンでもない限りほとんどやらないと思います。
この機能がついていても、頻繁に調整する人は少ないかもしれません。

でも、お気に入りのギターをもっと自分の好みに近づけたり、気分転換にサウンド傾向をちょっと変えてみたり・・・と、弦やピックを変えるくらい簡単にサウンドをいじれるって素敵じゃないですか?
しかも簡単に元に戻せる手軽さ。


ちなみにネックジョイントのトルクをきつくする(=ネジを締め込む)と、音はモダンでシャープな感じになり、
トルクをゆるくする(=ネジを緩める)と、音に膨らみが出てマイルドになり、ビンテージ系の鳴り方に変化します。
けっこうわかりやすく変わるので、好みを見つけやすいと思います。



[ARIMIZO]
上記のワンポイントジョイントを実現しているのがこの「アリミゾ」ジョイント。

アリミゾジョイントは、台形状をしたネックヒールがピッタリの形に成形したネックポケットに差し込まれています。
弦の引っ張る力に対して、ネックポケットの両壁とジョイントネジの力でネックを固定する形になります。

ハイドラ発表時の記事に詳しい写真がありました。
下記リンク記事を参照ください。
(※今はちょっと形状が違いますが、ほぼこの感じです)
↓↓↓
http://bug.seesaa.net/article/274094258.html


このあたり、ネックグリップの成形、アリミゾジョイントのフィッティングは、手作業で少しずつ少しずつ削ってはあてて、また少し削ってはあてて・・・を繰り返してピタリとハマるところを見つけていきます。
職人さんの腕前がフルに発揮される箇所です。







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いかがでしたでしょうか。
冗談抜きで、まー 手間の掛かること!!
全てを網羅して書くのが大変なくらいです(笑)

実は、シングルコイルはスタガードになってるとか、コントロールの説明がどうとか色々説明したいところではありますが、そこはまたクローズアップしてやりましょう。



気になる価格ですが、これだけ特別仕様を盛り込んで、
『フリーダム初のCustom HYDRA』を完成させて、かつ、
価格598,000円(税込)!!※販売済

Premium Grade Top Optionを加えたノーマルのHydraが560,000円ということを考えると、4万円弱のアップでこのワンオフ仕様が手に入るのは、実にお買い得!

当店のこだわりとフリーダム社の技術の結晶の『ギターオブザマンス』。
ぜひ堪能して頂きたいと思います!
ご注文、お問い合わせお待ちしております。



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追伸:近々↑のもう一本のFCGRも紹介予定。
お楽しみに!

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posted by チーフT at 23:13 | 東京 ☀ | Comment(0) | FCGR (Freedom Custom Guitar Research) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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