Tでございまする。
あれ?っと見回せばもう10月。
あっという間に2017年が終わってしまいますね。
さて、昨日の記事にもあるように、Bossこと弊社代表の重浦が来週から渡米。
東海岸のPRSファクトリーとDavid Thomas McNaught(DTM)ファクトリー訪問に出発します。
現地でPrivate Stockやマクノウトのオーダー、材のハンドピックを行ってまいります。
Tも何度も同行しているので(今回はお留守番です)わかりますが、現地で直にPSチームの顔を見て話し合うからこそ実現できるスペック、見つかる材、現地ならではの特別価格と、同じオーダーでも全く違うものが出来上がります。
昨年のオーダーツアーの際は、PRS氏が多忙の間隙を縫って顔を出してくれ、弊店お客様オーダー用の材をハンドピックしてくれました。
超多忙な方なので出張等でいないことも多く、ラッキー!でしたが、こういったことも実現できます。
ちなみに・・・ポールさんが選んでくれた材が使用されたギターには、ちゃんと証明書にその旨が記載されます。
どうせオーダーするなら入れたくないですか? 「hand selected by Paul Reed Smith」 の文字♪
10月9日がリミットです!今すぐ動きましょう^^
2016年の木材選定の様子はこちら♪
⇒ Private Stock 木材現地選定 Blog記事
マクノウトも鼻血もののスペシャルストック材からセレクトできますので、ぜひ♪
2016年のマクノウト木材選定の様子はこちら♪
⇒ David Thomas McNaught Guitars 木材現地選定 Blog記事
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さて、前置きがながーーーくなってしまいましたが、今日は当店オーダーのスペシャルギターのご紹介です♪

シャンパンホワイトにパールピックガードが上品で美しい♪

全体像はこんな感じ。

B.U.G特注スペシャル仕様 PROVISION Guitar 《PSST》
です♪
Provision Guitar(プロビジョンギター)は山口県宇部市に工房を構えるハンドメイドブランド。
このPSSTやKarakusa等のオリジナルモデルに加え、ST、TL等のスタンダードなモデルはもちろん、お客様の要望を取り入れたワンオフ品の製作まで、幅広いオーダーを高いクオリティで製作できる工房です。
本機PSSTはフルサイズのストラトボディシェイプにストラトヘッドで、表から見るとごく普通のストラトに見えますが・・・

とーころが!背中にはスリット入り♪
内部はくり抜かれていて、3キロを切るめちゃ軽ウェイトです♪


↑
こんな感じで内部はホロウ構造になっています。
ボディバック側からくり抜き、そこに蓋をしています。
こうすることでストラトらしいサウンドに加えて、ホロウの空気感を加えています。


ボディバックには振動した空気を逃がすスリットが9本。
通常のホロウボディはボディトップにfホールが開いていて、そこから空気が移動します。
PSSTはボディバックにスリットを設けることで、振動を密着しているギタリストの体へ効率よく伝えます。
こうすることで生鳴り以上の「鳴り感」を体感することができ、アンプを通さなくても豊かな響きを楽しめるようになっています。
ボディバックはスリットのほかにウェストコンターと、ネックジョイント部分になだらかなヒールカットが施され、ハイフレットにアクセスしやすくなっています。

ネックはやや太めなUシェイプ。
ネックは太さと硬さがサウンドの核の良し悪しを決めます。
しっかりしたネックは音像感がはっきりして、広いレンジ、音抜けの良さ、コシの強さがあります。
Tの個人的な感触としては、薄くても硬ければ良いネックはありますが、レンジの広さは太さがないと出てこないと感じます。
もちろん安定性も太いほうが有利です。

指板エッジの仕事も丁寧です。
フレットエッジは適切に丸められ、フレットタング(足)は飛び出さないようにしてあります。
ポジションマークはトップ、サイドともアバロン製です。

指板は上質なローズウッド。
まっすぐできれいなインディアンローズですね。
フレットにはステンレスの#214タイプを採用しています。

本機のカスタムオーダーポイント!
PSST初のハードテイルブリッジを採用♪
よりタイトでダイレクト感のあるサウンドになっています。

ブリッジは世界のGotoh社製。
サドルはブロックタイプ。
弦溝が付けられていて、ズレたりせずホールド感ばっちりです。

弦は裏通しなので、ボディバックには弦止めがあります。

ペグはブリッジと同じくGotoh製MG-Tタイプ。
Sperzel等と同じく、ペグ本体裏のサムスクリューを回すと弦がリリースされるので、
弦交換が非常に簡単です。
これまでのGotohの各種ペグの互換品が出ているので、MG-Tに交換すると幸せになれますよ。

各弦のポストの高さが変えられているのがわかります。
これにより、ストリングリテーナーを取り付けなくても、各弦に適切なテンションが掛けられるように設定されています。

PSSTは通常3シングル仕様ですが、今回はリアハムのSSHでオーダー。
ピックアップはいずれもPSST専用に設計されたシングルコイルとハムバッカー。
ホロウ感が強く出過ぎずにしっかり芯のあるサウンドで、倍音もきれいに乗るピックアップです。

コントロールも特注しました。
通常のPSSTはマスターボリューム、マスタートーン、トーンブレンダー、5wayブレードスイッチになっていますが、本機はマスターボリューム、リアハムのコイルタップスイッチ、マスタートーン、5wayブレードスイッチにしました。
リアのハムPUはタップしても細くなりすぎず、シングルコイルとのバランスもバッチリです。
と、ここまで御覧頂いて、お気づきになられたでしょうか?
各種SNSや当店HPをご覧になっている方には既にネタバレしてますが(笑)

実はほとんど同じルックスで2本製作しました♪
これまでの画像もまぜこぜです。
違いはボディ材がアルダーかアッシュかの違いです。
ハードウェアもミックスで製作しており、
・ベースがゴールド、ネジ類がシルバーなのがアルダー ⇒B.U.G.HPギャラリーページへ
・ベースがシルバー、ネジ類がゴールドなのがアッシュ ⇒B.U.G.HPギャラリーページへ
となっています。
価格はどちらも税別320,000円(税込345,600円)です!
ルックス、サウンド、弾き心地、どこをとっても非常にお買い得だと思います^^
これならルックスに囚われずに、純粋にサウンドで決められますよね♪
サウンドの違いは店頭でぜひ確かめてみてください^^
どちらにも個性があって、きっと「こっちが好きだな−」というほうがあると思います。
ブラインドチェックして、自分の考えている好みが当たっているか確かめてみるのも面白いかもしれませんね(笑)
それでは最後に、当社Bossとプロギタリストの山口和也さんがゲストに稲葉政裕さんを迎えて収録したyoutube動画を♪
稲葉政裕さんは実際に様々な現場でPSSTを弾かれており、好評を頂いております。
【アルダー】
【アッシュ】
Tも収録に立ち会いましたが、稲葉さんのスムースで変幻自在なプレイにシビレました。
これまでのゲストさんも皆そうですが、ほとんど初見、ファーストテイクで収録しています。
the・職人はやっぱすげー!と感じる至福の瞬間です。
山口さんはいつもギターの良いところをしっかり見つけて、引き出してくれるプレイがイイですよね。
そして楽しそう(笑)見てるこちらもワクワクします。
ギターが弾きたいな、と思わせるギタリストさんですね^^
他にも新入荷がガンガン続いています!
はやく紹介しなくちゃ・・・^^;
とりあえず今日はここまで!
明日明後日は定休日!
明日はたまねぎの形状の会場に行ってきます。
それではまた♪
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