2017年04月23日

これを買わずして何を買う!? PRSファクトリーオーダー品 PRS PS#6575 McCarty 594 Quilt / Maple neck / ハカランダ指板!

こんばんは。
Tでございます。

もう来週にはゴールデンウィークですか。。。
あっという間に一年の半分が終わっちゃいますね^^;



さて、TwitterやFacebookではご案内していますが、このギターを掘り下げていきましょう!

PS_McCrty594_VMB.jpg
《PRSファクトリーオーダー品 PRS PS#6575 McCarty 594 Quilt / Maple neck / ハカランダ指板!》


いいですねー美しいですねー!
PSはやっぱこうじゃないと!ニヤニヤしちゃいます。


いやほんとに、これを買わずしてどれを買うんだ!と言いたくなる素晴らしい出来栄え♪


⇒    続きがあります!  





PS_Vault.jpg

本機は昨年6月に米国PRS本社を訪れた際にオーダーしてきたうちの一本です。
Guitar of the Month February (2月度)のMcCarty594をペースに、オリジナル要素をプラス!


当時発表されたばかりのMcCarty 594を現地でチェックし、早速オーダー♪
マッカーティ594とはなんぞや?という方はこちらの記事をチェック。
↓↓↓
http://bug.seesaa.net/article/438596199.html

John Mayerがライブ等で使用して騒然となりましたね。






それでは細部を見ていきましょう。

【ボディトップ】

PRS_PS6575_McCarty594_VMB_Top5.jpg PRS_PS6575_McCarty594_VMB_Top.jpg
PRS_PS6575_McCarty594_VMB_Top6.jpg PRS_PS6575_McCarty594_VMB_Top7.jpg
※画像クリックでそれぞれ大きな画像が開きます。

さすがはプライベートストックグレードのキルトトップ。
どこから見てもため息ものです。
『Vintage McCarty Sunburst』はエッジ部分まで透明感があって美しいカラーですね。






PRS_PS6575_McCarty594_VMB_Top4.jpg

ちょっぴり色が入って飴色っぽいナチュラルバインディング部分にも、
杢目がバリっと入っていて素敵です。

この横から見た感じがTはとても好きです。
そういえば、ギタリストが自分で構えた時の見え方に近いですね。








【ボディバック】

PRS_PS6575_McCarty594_VMB_back.jpg

ボディバックにはアフリカン・リボンストライプマホガニー。
鮮やかなチェリーレッドのカラーと、ギラギラシマシマの杢目が美しい。







PRS_PS6575_McCarty594_VMB_back3.jpg

ボディはマッカーティより更に少し厚めです。
後述のネックの項でも書いていますが、厚みこそ違えど、このボディのメイプルとマホガニーのバランスは、PS 20th Anniversaty Limitedを踏襲していますね。

PS 20th Limitedもヤバいギターです。
トレモロ付きを探してる方にはぜひこちらをお勧めしたいです♪
B.U.G. HP ギャラリーページへ⇒ ここからどうぞ♪

Customが一番薄く、次いでマッカーティ、マッカーティ594が一番厚みがあります。
ちなみにシングルカットは更に厚みがあります。







PRS_PS6575_McCarty594_VMB_back2.jpg

ウエストコンターは小さめ。
McCarty発表初年度の94年製McCartyもコンターが小さいです。
この頃のデザインに立ち返ったのか、はたまた・・・?







【ネック】

PRS_PS6575_McCarty594_VMB_neck2.jpg

McCarty 594のネックはこれまでのPRSの各モデルとは違い、オリジナルのネックスケール、ネックシェイプになっています。

スケール = 24.594インチ
名前の由来にもなった数値がここに。
これはPrivate Stock 20th Anniversary Limitedから継承されたものです。
(PS 20th Anniv.モデルは24.6インチ)

ネックシェイプ = Pattern Vintage
厚みはパターンやワイドファットよりもほんの少し厚め。
非対称のシェイプになっており、山がほんのちょっと6弦側に寄っています。
触ってもわからないほどの差ですが、太さを感じず弾ける要因かもしれませんね。






PRS_PS6575_McCarty594_VMB_neck.jpg

ネックには強烈なカーリーメイプルをチョイス。
もちろんプライベートストックグレードですが、そのなかでもこれだけゴリゴリに杢目が出た材はなかなか見つからないです。







PRS_PS6575_McCarty594_VMB_neckjoint.jpg

杢のこの深さ!
畝の間に吸い込まれそうです。







PRS_PS6575_McCarty594_VMB_neck3.jpg

フレック(入皮)が入ってるのも雰囲気良くて◎。
タップするとカンカンと高い音がします♪







PRS_PS6575_McCarty594_VMB_neckjoint2.jpg

ボディトップのカラーとマッチングしていて、ほんのりバーストしているのもニクイですね。








【指板&インレイ】

PRS_PS6575_McCarty594_VMB_FB.jpg

指板はBrazilian Rosewood(ハカランダ)をカーリーメイプルで巻いています。

PRSといえばハカランダ!というくらい積極的にハカランダを採用しているPRSですが、
世界屈指の在保有量を誇るPrivate Stockといえど常に材を保有しているわけではありません。
時期によってはオーダーストップがかかっていることもあり、採用している個体はラッキーと言えます。








PRS_PS6575_McCarty594_VMB_FB_BZF_birdnlay2.jpg

濃淡がはっきりしていて縞の美しいハカランダ。
なんというか・・・ビンテージギターの指板やアンティークの家具のような、古材のような肌理の風合い。


バードインレイはピンクハートアバロンのセンターにパウアのアウトライン。
どちらもキラキラですが、カラーのコントラストがきれいです。

ちなみに、プライベートストックに使われるインレイ材は、プライベートストック用のハイグレードな素材がストックされています。
同じ名称でもPS用材はやっぱりきれいです♪









PRS_PS6575_McCarty594_VMB_FB_BZF_birdnlay.jpg

なんでしょうね、指板のこの独特の雰囲気。
筋の一本一本をじっと目で追ってしまう(笑)







PRS_PS6575_McCarty594_VMB_fbside.jpg

バインディングもPSグレードのカーリーメイプル。
当然ながらフレットタングは見えません。







PS_McCrty594_VMB_Neck.jpg

ネックとの境目もなんとも美しい♪








【ヘッド】

PRS_PS6575_McCarty594_VMB_head_dark.jpg

ヘッドは指板と同じくハカランダのカーリーメイプル巻き。







PRS_PS6575_McCarty594_VMB_head.jpg

シンプルだけど美しい。







PRS_PS6575_McCarty594_VMB_headside.jpg

カーリーメイプルのバインディングとヘッドサイド。






PRS_PS6575_McCarty594_VMB_head_Eagle.jpg

イーグルも同様、ピンクハートアバロンのセンターにパウアのアウトラインです。
美しすぎですね。








PRS_PS6575_McCarty594_VMB_headback2.jpg

ヘッドバックもギラギラ。
シリアルナンバー、Private Stockナンバー、完成日時、Paul Reed Smith氏&Paul Miles氏のシグネチャーが書き込まれています。









【PU&コントロール】

PRS_PS6575_McCarty594_VMB_BAPU.jpg PRS_PS6575_McCarty594_VMB_TRPU.jpg

ピックアップはMcCarty 594 専用ピックアップの『58/15 LT(Low Turn)』セット。
PRSがリリースしているビンテージフィールのPUシリーズ最新作です。
58/15ピックアップのターン数を抑えたモデルで、神経質な硬さがなく、
優しいクリーンと、軽く歪ませた際の倍音の乗り方が絶品です。







PRS_PS6575_McCarty594_VMB_CTRL.jpg

コントロールは2ボリューム2トーン。
トーンを引き上げることで前後独立でタップすることができます。
近年のモデル同様、タップしても音量差の少ない回路になっています。








PRS_PS6575_McCarty594_VMB_3waytoggleswitch.jpg

マッカーティ 594といえばこの位置のトグルスイッチ。
やっぱりここにあると切り替えに便利です♪









【ハードウェア】

PRS_PS6575_McCarty594_VMB_phaseIII.jpg

ペグは(今のところ)McCarty 594シリーズ専用になっている "Tweeked" phase III ロッキングチューナー。
ペグ本体とペグボタンに隙間を作ることで、ビンテージフィールを高めています。
クルーソンペグの細いシャフトと同じ考え方ですね。

ペグボタンはハカランダでマッチングさせました。


−−−−−−−−−−−−−−
ちなみにPhase IIIチューナーはヘッド上面からナットで固定していません。
これもPhaseIIから進化した点で、ナットで固定しないことでヘッド表面の振動を抑制せず、
響きがより自然になるとのこと。
(以前Joe Knaggs氏がPSチームの責任者だった頃、同様の仕様だったphaseII Grommet Tunerについて質問した時に教えてくれました。)
これもクルーソンペグにならった仕様といえます。
−−−−−−−−−−−−−−








PRS_PS6575_McCarty594_VMB_nut.jpg

ナットは牛骨。
敢えて牛骨にするあたりにもPRSの本気度が伺えます。







PRS_PS6575_McCarty594_VMB_bridge.jpg

ブリッジはPRS 2ピース ストップテール。
これまでのワンピースブリッジに比べて音の分離が良くなり、繊細な響きになります。






【その他】

フィニッシュはハイグロスニトロ。いわゆるラッカーフィニッシュです。
年月を経て、味の出た風合いも楽しみです。

ケースはPrivate Stock Brown Leather。
証明書(COA)、保証書、その他ドキュメント、レンチ類が付属します。



その他、詳細スペックは弊店HP ギャラリーページを参照ください♪
↓↓↓
http://buguitars.com/prs/ps/PS6575_McCarty594_BZF_VMS/index.html



終わりに・・・

マッカーティ594のレギュラーモデルを弾いた時に、「ああ、また一歩進んだんだなあ」と感じましたが、
このPSはレギュラーモデルとは一線を画すギターに仕上がっています。


あれっぽい、これっぽいと形容するのが失礼なくらい。
まずは弾いてみてから、考えるのはそれからでいいと思います。

だから、弾きに来てくださいね(笑)




ご来店をお待ちしております^^
それではまた♪
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/// お問い合わせフォーム ///
http://goo.gl/OBnnk
/// 東京本店TEL /// 水木連休
TEL:03-3721-1721
/// Twitter ///
https://twitter.com/BuGtrs
/// 両店共通Facebookページ ///
https://www.facebook.com/Bottoms.Up.Guitars
日常の様子からお楽しみ投稿までバラエティに富んだ発信をしています。
どなたでもご覧頂けます♪ ページに「いいね」すると最新情報をGETできます。
posted by チーフT at 22:25 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | PRS Private Stock(プライベートストック) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
{メールアドレスは非公開になります}
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
コメント欄にご記入頂いたメールアドレスは非公開となりますのでご安心ください。