2017年08月06日

Saito Guitars S-HL7(ヘッドレス / 7弦 / マルチスケール)齋藤楽器工房新製品 実機レビュー! ※店頭試奏キャンペーン日程のinfoアリ!

こんばんは。
Tでございます。
暑いですね〜! 夏生まれのTとしては寒いよりずっと良いのですが、
お店の前は坂・・・やはり暑いです^^;
店頭には自由にお使い頂けるフェイシャル / ボディペーパーやスプレーも置いておりますので、ぜひご来店くださいませ♪




さてさて、今日は注目の新製品のレビューを♪
FacebookやTwitterをされている方はもう見ている方も多いことでしょう。



これ!


Saito_S-HL7_Top2.jpg



☆☆記事の下部に店頭先行試奏&予約キャンペーンのご案内もあります!
追記の最下部まで全部読んで下さいね! お願いします♪☆☆




 詳細レビューはこちらからどうぞ!





Saito_S-HL7_All.jpg

Saito Guitars S-HL7

齋藤楽器工房の新製品、7弦ヘッドレス!
タイミングよく触らせて頂く機会ができましたので、ここぞとばかりチェックしました。
(店頭での短時間のチェックだったので、ギターにホコリがついてたりするのはご愛嬌ということで許してください^^;)









それでは今回はまずはスペックから。

Basic Spec

Scale: 648-677mm (25.5"-26.7") 24F
Body: Alder or Ash
End Supporter: Wenge (Oil Finish)
Neck: Hard Maple
Finger Board: Ebony or Hard Maple
Side and Top Position Mark: Luminlay
Frets: Jescar Evolution 57110
Pickups: SAYTONE Seven Sledge & Seven Bore Up Set
Hum Bobbins: Duble White or Duble Black
Control: 1V-1T-3p Toggle Switch
Bridge / Head Piece: SAITO HLI / HP7
Strings: Daddario EXL110-7


24フレットのマルチスケール、ピックアップセットはS-724MSと共通。
ボディはアルダーorアッシュなのもそうですね。


では、写真を交えつつ細部を見ていきましょう♪
※クリックで大きな画像がご覧頂けます。








Body Top


Saito_S-HL7_Top1.jpg

特徴的なボディシェイプ。
2016年楽器フェアで展示されていたプロトタイプから若干変更されています。

ちなみにこの個体は3.4kgちょっとと、724と同程度の重さ。
ヘッドがなく、大胆にカットされたボディにしてはしっかりした重さがあります。
その理由は後ほど・・・










Saito_S-HL7_Top2.jpg

正面から。
※厳密にはほんの少し右下からのアングルになってるので、もう少しホーン側が長いです。










Saito_S-HL7_bodyedge2.jpg


Saito_S-HL7_bodyedge.jpg

ボディのセンターが両ウイングから一段高くなっています。
Sシリーズはなだらかなアールが付いたボディトップでしたが、S-HL7はそれに加えて段差の部分に逆R(えぐれ)を付けて急激に盛り上げています。









Saito_S-HL7_Top5.jpg


Saito_S-HL7_Top4.jpg

横から見るとこんな感じ。
まっしろなのでわかりづらいですね(笑)

センター部分に段差がついていることで、タッピング時に肘が起きなくなり、
フレット上にアクセスしやすくなっています。









Body Back



Saito_S-HL7_backall.jpg

複雑な形状です。
ボディバックはフラットで、コンターも小さめ。









Saito_S-HL7_backGuard.jpg

ボディエンドにはウェンジ製のエンドサポーターが取り付けられています。
落とし込みになっているのでボディバックと平面になっています。

このサポーターの主な目的はブリッジの保護。
お尻から落としてもブリッジが直接ぶつかることはありません。

エンドピンはサポーターを止めているビスを利用して取り付けられているので、位置を変更することもできます。
(サポーターを取り外すこともできます。)









Saito_S-HL7_Joint.jpg

ネックジョイント部はSシリーズとほぼ同じです。
落とし込みのジョイントプレート、ハイフレットにアクセスしやすい滑らかな仕上げ。
ネックの台座部分は、他のモデルに比べるとジョイントにあわせて攻められている気がしないでもない(笑)

ネックジョイントネジを利用してエンドピンが取り付けられています。








Fingerboard / Fret / position Mark



Saito_S-HL7_Fret2.jpg

指板はエボニーもしくはメイプル。
エボニーの硬質で立ち上がりの良いアタック感がいい感じです。









Saito_S-HL7_Fret.jpg

ポジションマークはサイドとトップの両方にルミンレイが標準装備。
暗いところでの視認性も抜群です。








Saito_S-HL7_Fretedge.jpg

指板サイドにフレットタングが出ないようにきれいに処理されており非常に滑らか。
丁寧な仕事です。

フレットはJescar[Evolution( EVO Gold )]の 57110。
Jescar ニッケルフレットとステンレスフレットの中間的な硬度です。

エボフレットはニッケルフリーの合金で、なにげに結構多いニッケルアレルギーの方も安心してお使い頂けます。
見た目が金色なのも指板の黒に映えていい感じです。
メイプル指板でもエレガントなルックスになりそうです。








Bridge




Saito_S-HL7_Bridge1.jpg

ヘッドレスギターの要とも言えるブリッジ。
2016年楽器フェアに展示されたプロトモデルもオリジナルのブリッジが採用されていました。
それを更に改良して完成したのがこのブリッジです。








Saito_S-HL7_Bridge5.jpg

ボディにきれいに落とし込みの溝が彫られ、そこに収められています。
上面のプレートとサドルがせり出した形で露出します。








S-HL7_Bridge.jpg

ブリッジは各弦独立の構造となっており、主要なパーツはブラス製。
敢えてブラス製にすることで重量を稼ぎ(一つ100グラム弱 x 7個)、芯のあるサウンド作りに貢献しています。
(これが全体重量にも反映されています)
楽器フェア展示プロトモデルはブラスのままでしたが、製品版はメッキされ、サビに強くなりました。
スクリューはステンレス製なので錆びる心配もありません。








Saito_S-HL7_Bridge2.jpg

チューナー部分は大きくすべり止めもしっかりされていて、非常に滑らかに回ってくれます。
独立タイプのブリッジだとStrandbergやSkervesen等が採用しているABMブリッジが有名ですが、個人的にはこちらのほうが断然使いやすく感じました。









Saito_S-HL7_Bridge4.jpg

通常のギターと同じ形状のサドルが使われており(※saitoオリジナルで既製品ではありません)、手を置いた感じも自然です。








Head



Saito_S-HL7_Head.jpg

ヘッドも独自の形状。
手の込んだ仕上がりです。
ファンフレットでナットも斜めになっているのがよくわかりますね。








Saito_S-HL7_Head3.jpg

指板からなだらかに下がったヘッド部にはオリジナルのストッパーが埋め込まれています。








Saito_S-HL7_Head_Locknut.jpg

ナットから出てきた弦は溝を通ってストッパーに入ります。
ストッパーで上から六角のイモネジで弦をロックし、先端をカットします。

よくあるストッパーはネックエンドの先に取り付ける形状になっているので、切った弦の先がどうしても露出しますが、ヘッドに埋め込まれたこの形状であれば、多少弦を長く切っても先端がストッパーの先にも付けられた溝に入るので、引っかかったりして傷つけたりする心配もなく、ケースを痛める心配もありません。








Saito_S-HL7_Headtop.jpg

先端部から見るとこんな感じです。
Saito Guitarsのネック材は全て板目材を使っています。
慎重に材の品質を見極めることは当然のこと、更に独自の製作方法と手順を踏むことにより、板目であっても非常に安定したネックとなっています。








Saito_S-HL7_Headback.jpg

ヘッドを裏から。
普通のギターの用にネックエンドのエラがあり、ネックハンガーにちゃんと掛けられます。
演奏中にすっぽ抜けることもなさそうです。

製品版はここにSaito Guitarsのロゴが入ります。








ピックアップ&コントロール


Saito_S-HL7_CTRL.jpg

ピックアップはSの724MSと同じ[SAYTONE Seven Sledge & Seven Bore Up Set]
カラーはダブルブラック、ダブルホワイトの他に、カバードタイプも選べます。
コントロールはボリューム、トーン(Push/push タップ)、3wayトグルスイッチ。

7弦もぼやけたりせず、粒立ちよくはっきり出てくれます。







触ってみての感想&まとめ


弾いてみた感想としては、まずバランスが良い。
ヘッドレスのギターの場合、重心が真ん中に寄りすぎてヘッドが振れちゃう個体も多いのですが、これはどっしりとしていて安定感バッチリ。
ブリッジに程々の重さがあるのと、エンドサポーターがついているからかなと思います。
ネックの握り感も申し分なくて、7弦でも楽に弾けます。


鳴らしてみると、良い意味でヘッドレスを弾いている感じがしません。
普通のS-724MSを弾いているのとほとんど違和感のないテンション感です。
各弦のバランスも良いし、程よいウェイトがあって、どのポジションにいってもちゃんと鳴る。



これはヘッドレス関係ないですが、マルチスケール(ファンフレット)って弾きづらくないの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、Saitoのマルチスケールは広がりの角度がきつくなく、意識しなくても弾けるくらい違和感がないです。

また、各弦のチューニングの整合性もノーマルなフレッティングに比べて勝っていて、バッチリハイフレットまでチューニングが合わせられます。



サウンド的にはSaito Guitarsらしくクリアなクリーンからハードなディストーションまでオールジャンルに対応可能。
今っぽくdjentyに攻めることも、Jazzyにすることもできそうです。

特にクリーンに重きを置いてプレイしたい方にはファーストチョイスに挙げられるモデルじゃないかな、と思います。
6弦ギターの延長線上の7弦が欲しい方にもお勧めですよ♪





タイトル

ファーストロットは10月頃、もちろん当店にも入荷します!
東京福岡両方でオーダーしておりますので、楽しみにしておいてくださいね♪

さらにそれに先駆けて、B.U.G.東京&福岡の両店頭でこのS-HL7デモ機を試奏体験できちゃいます!

日程は、
●Bottom's Up Guitars東京店 ⇒ 8月26日〜8月29日(アルダーボディ)
●Bottom's Up Guitars福岡店 ⇒ 8月23日〜8月28日(アッシュボディ)


いち早くこのギターを体験できるチャンスです!
お見逃しなきように^^

それではまた明日。
ご来店、お問い合わせをお待ち申し上げます♪
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posted by チーフT at 17:14 | 東京 ☀ | Comment(0) | SAITO GUITARS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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