折角の祝日が雨になってしまいましたね、残念。
雨に濡れて風邪などひかぬように気を付けましょう、Tでございます。
丁度3週間ほど前に、こんな画像を掲載しましたが↓

その後ほったらかしだったので、このお話です。
さて、このフォトスタンド、なかなか優れものです。
色々見ていきましょう♪

中身を取っ払ってみました。

上から、
《旧PU ring for Tremolo》(〜2010年頃まで)
《旧PU ring for Stoptail》(〜2010年頃まで)
《新PU ring ※ユニバーサルタイプと呼ばれています》
となっております。
2011年からアップデートされた新PU ring(エスカッション)は、ネジ頭が飛び出さないようになっています。
ミュージシャンサイドからの要望で、ピッキングの際にネジに当たらないようにとの配慮だそうです。
ありそうでない、このデザイン。

裏返したところ。
右側が旧トレモロ用。スラント(傾斜)しておらず、平らなのが分かります。
真ん中が旧ストップテール用。若干スラントしていますね。この二つは間違えて取り付けてもつきますが、何かおかしな感じになります。
左側が新PU ring。旧ストップテール用程ではないものの、微妙にスラントしています。
ちなみに、PRSのPUリングは全て2枚セットですが、前後はありません。(同様のものが2枚)

上向きに置いてみると・・・。
旧ringの二つはぴったり底面がつきますが、新しいringはぴったりつきません。

新リングを良く見ると、PUマウントネジの入る部分に突起があるのが分かります。
これが素晴らしい♪
この突起が、PUを交換した経験がある方なら一度はあるであろう、
『PUをネジ止めする際に、バネがびよ〜んっとどこかに飛んでいく』
ということを防止する突起なのです。
この突起はスプリングの内径よりほんの少し大きくなっていて、スプリングをグリグリと押し込むとカチッとハマるのです。
表から見たネジ頭が飛び出ないように落とし込む加工はユーザー目線での改良と言えます。
対してこの突起を設ける改良は、ファクトリーで作業をする『ファミリー』の為の改良です。
作業効率や歩留まりも良くなるでしょうし、こういった改良を進んで行うことは素晴らしいことだと思います^^
こういった『当たり前に存在する既製品を考え直して、より良いものを創り出す』姿勢が、PRS社をPRS社たらしめ、現在の地位を確立した一因ではないかと思います。
また、PRS社は開発に貢献した人をちゃんとリスペクトし、『ファミリーの満足感』も同時に満たす会社ではないかと思います。
PRSの人気カラーであるBlue Matteoや、Matteo Mistは、現カラーリングセクションのチーフであり、上記カラーの発案者であるMr.Matteo氏の名前からとられていますし(ちなみに新色のEriza Verdeも氏の開発であり、氏に関連した名前だそうです。)、初代Modern Eagleに搭載されたPU《ME/RP》のRPはPUの音決めに携わったRalph Perrucci氏の頭文字がとられています。
Bonnie Pinkもそうですね^^
ですから社内の開発意欲も高いのでしょう。
もっとも、その中で一番パワフルなのがPaul Reed Smith氏本人であることは想像に容易いですが(笑)
さて、今日はここまで。
明日はお店は定休日ですので、金曜日の皆さまのお問い合わせ、ご来店をお待ち申し上げます。
それでは・・・
ちょっとした仕掛けというのはこれだったんですね!
余ってるPUringでやってみたのですが、できなかったのはこれでしたか^^
コメントありがとうございます^^
そうなんです、隠れた工夫がされているんです♪
『あぁそうなるよね』と思いつつ、当たり前だと思ってやっていることって、以外と素通りしなければチャンスに繋がる何かだったりするんですよね。
そういった柔軟な視点は大切にしたいものです^^
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