あっというまに年内最終営業日です。
もう仕事も収まって、今日から帰省というかたも多いのでしょうか。
Tでございます。
さて、先日の記事のもうひとかたをご紹介♪
昨日じゃないですが、続きのためタイトルは昨日のお方です(笑)

もう一方の方は、《PRS Private Stock 10th Anniversary Custom22》です。
Private Stockラインの発足10周年を記念して製作され、プライベートストックの中でも更にLimitedの冠がつく特別仕様のギター達です。
Custom22と24、Singlecut Tremから選べ、ネックもマホガニー/フィギュアドメイプル/ハカランダから選ぶことができました。
Private Stockではありませんが、DragonシリーズやRosewood Limitedと比肩するシリーズと言えます。
今回入荷したこのかたは、現在弊店で販売中の同10th Aniversary Singlecut Trem同様、弊店Bossがオーダーに携わったギターです。

なんといってもボディの外周にそって入れられた豪華なインレイが特徴的。
一つ一つのインレイの素材の質が明らかに違うのが分かります。
そしてこの杢目。
これだけクッキリハッキリのワンピースキルトはなかなか見つかりません。

ボディバックはマホガニー。
非常に雰囲気の良い材が使われています。

滲んだような玉のような部分がわかりますでしょうか。
これはSouth American Mahoganyやホンマホに見られる特徴的な部分です。

ネックは濃くて真っ直ぐなブラジリアンローズウッド。
ほぼ新品同様のため、艶も出ていなくマットな感じです。

指板もハカランダ。
これまでのPRS社の手がけたインレイのオールスター総出演といった感じで、各種バード、Tree of Lifeの意匠が各所に散りばめられています。
ポジションによってバードインレイも違います。

インレイを眺めてこれはこの時代のインレイ、なんて考証していくのも面白いですね。
ピックアップにもエングレーブがされています。

Trebleピックアップには《Private Stock 10th Anniversary》の文字がエングレーブされています。
ピックアップリングはハカランダ製。

トラスロッドカバーには《Est.1996》の文字が。
ネック・ヘッド・ボディの外周にはアバロン/ブラックアイボロイド/ホワイトアイボロイドの3層からなるバインディング入りです。
このアイボロイドによるバインディングもこの10th PSが初の採用です。

ボディの外周にも同じようにバインディングがナチュラルバインディングの内側に沿って入れられています。

重量は3.58kgと軽量。ネックシェイプはCustom24に採用されているStandard(Regular)。
ピックアップはレギュラーのCustom22同様にDragon2を搭載しています。
前回のCustom24 Brazilian Neck のPSもそうですが、「このピックアップはこんな音がするのか?」とびっくりします。
Dragon2の図太く膨らむ中低域が輪郭を与えられてスッキリとまとめられ、時として甘くややはっきりしない感のある高域はカラッとしたアタック感がプラスされています。
ハカランダネックやその他の材のクオリティの高さとPrivate Stockチームの技術力が総結集した結果なのでしょう。
どのポジションを弾いてもスーッと長く伸び、自然に消えていくサスティンの気持ちよさは特筆モノですね。
ん〜、これや弊店オーダーのPSを弾いてしまうとレギュラーはおろか、並なPSでは満足できない体になってしまいます(笑)
もっとも、弊店でオーダーするPSはみんな毛色は違えどオンリーワンの音色を持つギターばかりなので、「こういうものがプライベートストックでしょう?」とついニヤリとしてしまうクオリティです。
毎回毎回、死人のようにげっそりしながら必死に材を選ぶ、Bossの情熱・魂がこもったギター達。
そんなギターはきっと手にして下さった方を笑顔に、いやもっとニンマリした顔にしてくれると信じております♪
見た目もトーンも超一流のPrivate Stockをお探しの方はぜひ弊店まで^^
明日から年末年始休業ですが・・・(笑)
それではひとまず〆!
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