こんばんは!お世話になっております、スタッフ真木です

一昨日と昨日は定休日で店頭はお休みさせて頂いておいりましたが、T氏と私はKORG本社にて行われた
PRS新製品研修会に出席して参りました。
今回はそのレポートをお送り致します^^

主な流れとしてはPRSの名デモンストレーター
J.Hayes氏を迎えて演奏を交えながらの新商品の紹介、先日発表されたアーティストパッケージの紹介、質疑応答など・・・

モデルは
2012年Ver.Custom24、Studio、Signature Limited、P22。
2012年のCustom24の特徴と言えば、やはり
新PU形状。本研修会でもやはり話題になりました。

(画像はP22のPU部分です)
どうしてこの形に?と思われている方も多いのではないでしょうか。
(意外にも米国ではこのマイナーチェンジはポジティブに受け取られ、というか特に気にしていない、気づいていないとの事でした


)
ポール氏の美的感覚の判断からPUリングとPUの間に隙間が見えるのは宜しくないという理由とハウリング防止、そしてもう一つ。
ボビンを指板のラディアスに合わせて湾曲させてあげる事により各弦の音のバランスの向上を計っているという事。
こうやって「何故このスタイルに?」という理由を知った上で見たり弾いたりすると、納得出来る気もしますね^^
またJ.Hayes氏が初めて弾いた時にはビックリしたというピエゾサウンドを持つ
P22。

※こちらは東京店在庫の
P22 -Solana Burst-今回はピエゾアウトからのラインとMIX/MAGアウトからアンプに繋げる2系統で出しておりました。
MIX/MAGアウトからアンプのみでもミニスイッチでマグネティックPU、ミックス、ピエゾと切り替えられますが、ピエゾアウトにのみ高域の減衰を抑えるバッファーが搭載されておりますので、ピエゾのクリアなサウンドを楽しみたい場合はピエゾアウトからラインに繋ぐ事をおススメします。
ピエゾ搭載のソリッドギター自体今まであまり数が少なかったので、今後代表的な機種となり得るギターでしょう

上記P22、各PUで独立タップを持ったSignature Limited、Narrowfield×2+57/08搭載のStudio全てに言える素晴らしい魅力は、手元の調整で様々なサウンドキャラクターを作り出せるという事。
実際にJ.Hayes氏の演奏でも足元のスイッチングと同じくらいのサウンド変化を手元のタップ、PU切り替え、ボリュームコントロールで生み出していました
新生アーティストパッケージはもはやセミオーダー、と言える「かゆい所に手が届く」オプションですね。
例えば「
Custom24だけどメイプルネック」「
P22ローズネック」・・・みたいな事も出来ちゃうわけです^^
詳しくは、以前弊店チーフT氏がまとめてくれたブログをご覧下さい。
アーティストパッケージ復活!新生アーティストパッケージの価格のご案内J.Hayes氏も相変わらずフレンドリーで丁寧な人柄溢れる温かい演奏でした^^
(以前私がお会いさせて頂いた時の事を覚えてくださっていて嬉しかったですね〜!)



SEアンプもグッドサウンドでした!価格設定が気になるところです…。
SE20=6V6 SE30=5881(6L6)、SE50=EL34・・・とパワーアンプを分ける事でキャラクターを変えています。
(今の所、日本の発売時期、価格等は未定です。)
J.Hayes氏のお話で「世界の各メーカーがトラディショナルなモデルの再現に躍起する中、PRSは絶えず進化を続ける希有なブランド」という言葉が印象的でしたね。
PRSは斬新なモデルの投入や突然の仕様の変更など、時折ユーザーサイドからすると良くも悪くもビックリするトピックもありますが、
それも進化の過程であり、変化を恐れない姿勢の表れだと思います。
もちろん、McCartyを始めとする昔からのトラディショナルな側面も大切にしているブランドだからこそギブソン、フェンダーに並ぶ3大ブランドになり得たとも思います。
これからも是非このチャレンジングな姿勢と進化の過程を楽しみながらPRSを手に取って頂ければと思います。
以上、簡単ではございますが以上でレポートを終わりたいと思います。
それでは、明日からの週末、ご来店をお待ちしております