こんばんは。
寒くなってきましたね、Tでございます。
さて、今日はフレットのお話?です。
SANTANA、Modern EagleやDGT等の一部のモデルを除くPRSのフレットは、オリジナルサイズのニッケルフレットが採用されています。
ニッケルフレットなので当然くすみがでますし、放っておけば錆びます。

↑こんな感じになるのが普通のくすみや錆びです。
チョーキングをするとちょっとガサガサする感じで、弾いていると頂点だけくすみが剥がれてピカピカになります。
ところが例外があって、2003年頃に製作されたPRSには尋常ではない錆び方をするギターがあります。
こんな風に・・・

↑どうですか、この真っ黒っぷり><
オーナーさんの名誉のために言っておきますが、これはオーナーさんが悪いわけではありません。
2003年製のギターの中でもほんの一部に見られる症状です。
原因としてパッと考えられるのは2つ。
a.フレットの質がごく一時期だけ違う。
b.ケースが不良。
a.のフレットの質は、時期によって微妙に素材の配合率や不純物の含有具合が違っていたり、製造段階の工程が違っていたりということが原因ということが考えられます。
b.に関しては他のギターでも似たような症状が見られ、ケースに保管しておくとメッキが剥がれる、ピックアップのポッティングのロウが溶け出すといったことを体験しております。
PRSのギターで度々話題にあがる塗装の白化も、このケース不良(不良かどうかは不明ですが便宜上)が一因ではないかと思われます。
ハードケースは安全にギターを保管する上では有効ですが、デメリットもあり、詳しく知っておいて損はないと思います。
ハードケースの内部は密閉性が高く、内側が細かいふわふわした素材で作られることが多い為、湿気を吸い込み、溜め込んでいく性質があります。
また、内張りを止めるのに使用される接着剤が、日本の高温多湿の環境の中で、溶け出してしまうことがありそうです。
海外の木工用ボンドの中には、日本の気候では空気と反応してしまい、ガム上になってしまうものがあります。
これがハードウェアの酸化を促進させるのではないか・・・と考えています。
とはいえ、ハードケースはギターの保護の為には絶対必要ですから、こまめに換気をしてあげて、調湿剤等を入れてあげる必要があると思います。
それにしてもここまで真っ黒になったのを見たは2003年製のPRSのうちでも数本だけです。

↑磨いたらきれいになるんですが・・・
皆さまもお気を付け下さいね。
こんなになった!という体験談もお聞かせいただければと思います。
明日・明後日は定休日です。
また金曜日の皆さまのお問い合わせ、ご来店を心よりお待ち申し上げます♪
それでは・・・
posted by チーフT at 22:51
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